アンドロイド夕華
大介「そのファイルこっちにわたしてくれ、そうしたら目の前で覚醒してみせる」
黒崎「・・・断る!」
大介「??」
黒崎「ルー、お前なら圧縮されたファイルをそのまま目の前で解凍しない
それで我々は一度失敗してるんだ、そんなこと守るとも思えないな・・・」
大介(そうだ、こいつオレのことルーだと思ってるんだった、どうすれば・・」
その時壁の向こうで外壁のガラスが割れ何かが落ちる音がした
黒崎「なんだ!、どうした報告しろ・・!?」
ラッシュさとしの自宅にて
さとしの両親とテレビ鑑賞中
ラッシュ「・・・おかあさん、チャンネルかえませんか?」
母「えー?こっからの取り組みが面白くなるのよ、ラッシュ」
ラッシュ「・・はーい」
相撲の取り組みの放送をみる家族
おかあさんは大の相撲ファンで取り組みはかならず家族で見るのがきまりらしい
ラッシュ(そういえば夕華明後日帰るんだったよな、
今日は大介の報告をSDNコーポレーションするっていってたっけ・・・)
相撲があんまりスキじゃないラッシュ
決まり手をみても全く意味がわからない様子
他のことをかんがえながら一緒に観戦をする
さとしの実家は財閥の御曹司
といっても次男なので自由奔放に育てられる
実家の両親はとても理解のある方たちで
普通の家庭だとアンドロイドとの結婚に反対するのが当たり前なのだが
息子のさとしの真剣な眼差しと
母のおもしろ好きから結婚が実現のはこびとなった
さいしょは反対していた親族も少子問題の関係から
一生独身でいる家族もいるため最後の手段として結婚する例として認め
世間体には見合い結婚ということで落ち着く
ラッシュ(明日から飛鳥のとこにいってみるか、)
そんなこと考えているとテレビにテロップが出てくる
”東京都〇〇区にテロリストが占拠中”が表示される
ラッシュ「・・・ここの近くだ」
母「あ〜また?ここんとこずっとこんな感じなのよ」
ラッシュ「気にならないんですか・・?」
母「わたしが人質の時に助けにいけるようにジェットホバーもってるのに、
ラッシュその時はよろしくね」
さすがのラッシュも呆れる
(このおかあさんスゲー)
さとし「でもジェットホバーあるのはホントですよ・・」
母「家族に何かあった時に助けてもらえる保証ないからね」
(このおかあさんマジでスゲー)
すると突然中継が緊急放送に切り替わる
そこに映っていたのはSDNコーポレーションだった!
ラッシュ「え?」あまりの出来事に言葉が出ない
ラッシュ「ここって夕華が今いるとこじゃん!」
母「夕華? ラッシュの友達の・・・?」
ラッシュ「・・・そうです」
ニュースの内容に食い入るように見入る家族
まだ人質がいるのか政治声明は?
それともなにか他の意味があるのかこの時点ではわからない
わかっていたのは突如レーザーが中から放出され近隣のビル街に当たったことからのみ
目撃者の第一印象は何かの大規模なイベントだと思ったこと
その報道にラッシュあることを思い出す
ラッシュ(そういえば大介”軍用レーザー”の調査してた)
「まさか・・・」
母「なにかしってるの・・・?」
ラッシュ「まだわからない・・・」
まだ事態が把握できない状況で最悪のことを考えたくない様子
しばらくは硬直状態が続いたが突然外壁のガラスが銃弾で砕け散る
そしてその後なにかが落下する何か、
落下した物体にカメラが寄る
それは軍用のバトルスーツのようだ
そこで中継が突如中断される
それと同時にだんだん自分が想像している事態より悪化していることに
顔面蒼白になるラッシュ
ラッシュ「まって、まって!さいごのビルから落下するときになにかみえた」
母「・・・」
ラッシュ「なんか青いものが、アレって夕華の髪じゃないの? まさか・・・」
さとしの母がラッシュに事態を整理するようにはなす
母「ひょっとしてなにかしってるの?」
ラッシュ「いや、・・・その」
歯切れの悪い話し方に苛立ちを隠せない母
母「ラッシュ!! 一から説明しなさい!」
ラッシュ「・・はい!!、もしかしたら・・・!」
あそこでおきていることにもしかしたら自分の関係者が関わっているかもしれないこと
それに落下したバトルスーツの近くにいるのが自分の親友じゃないかと思うことを
そのことを聞いた母はラッシュにこう推測する
母「断定できないけど政治的圧力がかかったか放送したらまずかったか」
ラッシュ「え・・!?」
母「でもこれは冗談じゃないのよ・・!」
ラッシュ「・・・・」何も言うことが出来ない
母「もしこんなことにあなた達が関与してたとしたら・・・そしたら・・」
結婚の破断!、それだけでなく自分自身の関与がなくても
関係者だから抹殺されることもかんがえられるだけに歯切れが悪い
そんなラッシュに母らしい言葉を叫ぶ
母「最高ー!!」
ラッシュ「えー?」
破天荒、そんな言葉がピッタリな人物だ
母「とにかく友達がこまってるかどうか問題じゃないわね、」
ラッシュ(そこは大問題です!)
母「もっていけるものはもって迎えに行きなさい!」
さとし「おかあさん・・・」
母「あ〜夕華って娘本当に青いんだ、地毛?」
本当に自由奔放な人物だな
そんな中ラッシュは家族に向かって深々とおじぎをする
ラッシュ「みなさまには本当にご迷惑をお掛けします!」
さとしは心配そうにしているが母親は笑顔のままで気にしていない様子
母「あんたもらってる時点で世間から大変ですねっていわれてるのに?」
さとし「おかあさん!」
母「気にしてないって、
お金がかかってもそれはそれで話のネタにするから大丈夫」
ラッシュ「でも・・・」
母「友達ってお金で買えないでしょ?
コレで見捨てるんならこっちから縁切ってやるから嫁の関係
行って来なさいよ、なんでもなくてもそんなもんに怒るバカっている?」
ラッシュ「・・・おかあさん」
母「あぁこれが日本だから武器って調達できなのよ
ここが合衆国だったら兵士とか武器用意できるんだけど・・・ごめんね?」
ここは突っ込むべきところなのかそれともわからないので黙るラッシュ
母「もっていけるものは持っていっていってきなさい、わかった?」
ラッシュ「はい・・!」
母「いってらっしゃい」
そういって明るく見送るさとしの母
うれしそうだ、
さとし「おかあさん・・・、ありがとう」
母「おもしろくなってきた??」
その言葉に母親のほんとうの気持ちをしる
この人本当にたのしんでいると・・・
母「あ、これ 事態が判明するまでお父さんには内緒よ、びっくりさせるんだから!」
・・・・・・・・・
バトルスーツに戦いを挑む飛鳥
懇親の力を込めコクピットめがけてその拳をふりおろす
しかし強固なコクピットに傷がつけることができないでいる
パイロット「・・・そんな攻撃でダメージうけるものか、バカめ!!」
飛鳥の攻撃にびくともしない様子のバトルスーツに余裕のパイロット達
この時 飛鳥はまったく諦めておらずうっすらと笑みをうかべる
飛鳥(バトルスタイルに改造されてることで痛覚が感じない、