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放課後キッチン
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アンドロイド夕華

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(はずかしいから)

大介「そんなことないよ、愛してるよ・・夕華」

てれながら告白する大介

夕華「ゆびわ ほしいのに買ってくれないんだもん・・・」
大介「こんど買ってあげるから いいだろ、ね?」
夕華「そういったらいつ買ってくれるかわかんないもん、
 今ほしいのに・・・」
大介「こまったな・・・」

今回の旅費は母さん持ちだけど
アタッシュケースに着替えにトラベルセット
それに化粧品などのコスメ品etc・・
結構出費がかかってるんだけど、
婚約指輪となると安物だとわるいし
それにちゃんとしたものを送りたい (-_-;)
一般的に給料の三ヶ月は・・・結婚指輪だっけ?
家計に大打撃が・・・
本当はもうすこしまってほしい、切実な本音です

・・・・
大介「・・イヤリングじゃだめ?」
夕華「指輪がほしいの」
大介「ブレスレットは・・・?」
夕華「・・・・指輪じゃなきゃヤだ!」
大介「・・・じゃあ 指輪を買いにいこうか・・・」
夕華「ホント?、最高にうれしいです???」

そういって大介に抱きつく

・・・・・・

ジュエリーショップにて、

夕華「どれにしようかな・・・」

お店の指輪を真剣にさがす夕華
夕華ってけっこう堅実的なところあるから期待をしていたのだが
・・・そうかシンプルながらも結構なお値段におどろき!
それでもオレの収入とかしってるだけに
家計にギリギリ響かないその値段設定
・・・うん、夕華 これからもがんばります
よろしく・・・(^m^;)




数日後夕華たちは日本にいた
日本の空港にて

夕華「すごーい、日本って空港みたいな街なんですね」
大介「ここは空港だから・・・」
母「バカなこといってないでこっちきなさい!」
夕華「はーい」

周りを見回す夕華

夕華「あれ? 忍者は・・?」
大介「いないよ」
夕華「おさむらいさんに馬車は?」

・・・どうして日本のイメージって海外の人にとって江戸時代なんだろう?
本当に不思議

夕華「私達のいるファクトとかわんないですね、黒髪の方が多いですけど」
大介「日本はどっちかといえば海外の人には住みにくいかな?」
夕華「そうなんですか?、なんで・・・?」
大介「たしか江戸時代に鎖国という
 海外との外交を断絶してた島国だけに閉鎖的なんだよ印象は」
夕華「複雑な歴史ですね・・・」
大介「かく言う俺も日系になるのかな?」
母「一応ね、生まれはファクトだから日本国籍じゃないけど・・」
夕華「・・・国籍?」
母「国籍の定義は国それぞれで
 その国で生まれるだけでその国の国籍の子供になれば
 日本は親が日本人じゃないと外国国籍になったっけ?」
大介「・・・オレに聞かれても日本人じゃないから」
夕華「わたしは?何処の出身なんですか・・・?」

自分の生まれに興味津々の様子
夕華は名前からして日系らしいけどファクトの生まれのはず
だって始めての海外なんだから、

大介「夕華はオレと一緒でファクトの国籍だろ? ほら、」

そういってHuパスを確認する

大介「・・あれ?」

もう一度Huパスの出生国をみる
夕華の出身は日本国籍正確には福岡の生まれ
・・・えっと、博多出身
夕華は九州出身親父も九州だったな、鹿児島ってとなりの県だよな
(ちがいます)

夕華「どこです?」
大介「日本・・・なんで?」
夕華「それじゃ里帰り・・・初海外じゃなく?」
大介「のんきだな・・・」
  (そういえば夕華もHOSSのひとつだから疑惑の日本で生まれたのも納得か)
大介「聞いてなかったけどさ、機械関係の仕事があるっていってたけどどんな仕事なんだ?」
母「そ・・・それはね、そうそう何かの解析ってきいてるけど」
大介「正式なシステムエンジニアが呼べないものだろ・・?」

あきらかに動揺する母
まあオレなんかをわざわざ日本によぶぐらいだからな
いわゆるいわくつきの一品ってやつか、どんなのだ?

母「それはここじゃなんだから会社で直接編集長が話すから」

そういってオレは母さんの仕事場にいくことに



大介の母のデスク、まわりの人間が慌ただしく仕事をしている
記事の掲載を巡る戦争が絶えずおこなわれている
その一室編集長のいらっしゃる部屋に通される

母「デスク あかねです、入ります」

入った部屋の中には忙しそうに仕事をこなす

編集長「ああ 早かったね松木君、この子たちは?」
母「お話していた息子とアンドロイドです」
編集長「おお、君があの大介君かね、いや噂はいろいろきいてるよ」
大介「はあ・・・」

編集長デスクから立ち上がり握手をもとめられる
大介訝しげな表情になる
・・・どんな噂だ?

編集長「・・・仕事のはなしだったね、たいした事ではないんだが」

歯切れの悪い話し方にすこしまゆを細める大介

大介「できれば率直に話していただきたいのですが」
編集長「・・・じつはあまり大きな声で言えないんだが、・・・コレを見てほしい」

机の下からあるものを取り出す、
それをみて驚愕する大介
そこにあったのは軍用兵器

編集長「このマーカライトレーザーの調査です、これをお願いしたい」
大介「マ・・・!?」
編集長「そう、マーカライトレーザーです」
夕華「大介さん、その まーかなんとかってなんなんですか?」
大介「マーカライトレーザー!・・・軍用に開発された兵器のひとつだよ」
編集長「これは100年ほど前の作品だそうで
 現代でどれほどの威力なのか調べて貰いたいんです」
大介「・・・どうして100年ほど前だっていえるんです?」
編集長「ルーの死体から一緒に発見されたといえば理解出来ますよね?」
大介「ルー・・・」



編集長「ただこれはまだ公表できるかどうかわかりません
 だからレーザーについてはどの程度のマナ調べるについても
 専門機関にかけられないのです、
 その情報漏えいの観点から漏れないといえませんから
 大介くんが機械に詳しいことを知って調査をお願いしていのですが
 どうでしょう?」
大介「・・・」
編集長「もちろんそれなりの報酬は支払いますよ」
大介「・・・他にはなにもなかったんですか・・?」
編集長「?・・・どうしてです?」
大介「いや、不老不死の秘密でもなかったのかなって思って」
編集長「もしそんなのがあればわたしも手に入れたいですね」
大介「謎の人物だから そんな秘密でもないかと思いましてね」
(どうやらHOSSはでてこなっかたのか)
編集長「あの・・・」
大介「そのために日本に来ましたから分かりました」
編集長「ありがとうございます」

感謝の握手を交わす

編集長「商談成立でうれしいです」
大介「そんなたいそうな結果は期待出来ませんですよ・・・?」
編集長「本物とか大体の性能程度で構いません、
 その後本格的な調査がはじまる予定です」
夕華「あの・・・その 
大介「?」
夕華「その・・・大介さんの仕事ってどれくらいかかるんですか?」
大介「一週間ぐらいかな?」
編集長「そうそう日本はファクトに比べ物騒ですからボディガードをつけます、飛鳥」

机にあるボタンを押し扉が開きその扉の先から女性が入ってくる

飛鳥「およびでしょうか」