アンドロイド夕華
こども「あっちあっち、」
こどもの指差す方向にいってみる
そこにはこどもたちがたくさんいても迷子を探してるような親御さんは見当たらない
大介「・・・見当たらないよ」
こども「このロボットほしかったんだ!、ねえ買って」
このガキ・・・(# ゚Д゚)
夕華「ごめんなさい、じつはわたしが買い物しながらいこうか?って言っちゃて」
大介「あ・・そうなの?」
買い物いこうといわれたんじゃ仕方ないな、
じゃあすこし買ってもいいか そう思ってその商品をてにとってみる
”新発売”、”DXバージョン”とか書かれている
値段は結構高め、・・・これは親御さんも買い物の時気軽にかえないわ
この子にコレはだめだよというと
合体セットじゃないからとか基地ベースにくらべたら
わかんないことだらけでチンプンカンプン
結局小さなロボットのおもちゃを購入
こども「・・・ありがとう」
すこし不機嫌そうな表情にこどもの本音をみた
大きくなったいまだから実感
お父さんお母さん 色々とすみませんでした (_ _;)
こんどは婦人服売り場
ここは俺が嫌ってほどつれていかれた場所だ
オレにとって洋服なんかどうでもいいからおもちゃ売り場にいきたかったからな
!!それで迷子になったのか? 納得だ
だったらバーゲン会場だそういって向かうことに
バーゲンそれはちょっとした戦場だ
家計のやりくりの中で自分のほしいものを買う
まさに生活をかけたプチサバイバル
ここでいいものを買えると上機嫌になって夕飯が豪華になったり
逆に不機嫌になって高い婦人服にいって散財したり
・・・すこし圧倒されてはなれているとそこにおとおさん達がいる
ここにいるかな?
いませんでした
大介「夕華いないみたいだね、つぎにいこうか」
・・・?いない、あれどこに行ったのかと思ってみていると参戦中
戦場にはじめて参戦した夕華は戦歴を残せず惨敗
大介「・・・おつかれさま」
夕華「これだけしか買えませんでした」(´・ω・`)ガッカリ…
手荷物いっぱいの夕華、これだけ?
どんだけ買うつもりだったの・・・
つぎは生鮮売り場です
生鮮食品売り場
ここでその子とあったんだっけ
オレたちがスーパーで一番利用する場所だ
夕華はおかしとかあんまり買わない子なのでこどもと買い物に来ると
カートはお菓子でいっぱいにそれを制止するのがオレの役目だ
こんどは精肉売り場
ここでは精肉を売っている、そうだなさいきん肉がすくないし買っていこうかな
そう思いお得パックを手に取りカートに入れるとこんどは夕華にかるく怒られる
夕華「お肉も賞味期限があるんですよ、
こんなにたくさんかちゃうと食べきれないです」
(´・ω・`)ガッカリ…
鮮魚売り場ではお刺身が食べたい
オレと夕華の食の違いがあきらかに
大介「おさしみはいいだろう?」
夕華「ダメですよ、火を通さないとあぶないじゃないですか!」
大介「新鮮だよ、とれたてだから」
夕華「ダメです コレなんかどうです?」
・・・家の食事ふりかえると火がとおったものが多い
サラダは別だが、お肉のさしみは食べないけどおさかなはたべない
まえに寿司に行った時も頑なに断ってたからな
・・・たべたい こんどひとりで買いに来ようかな?
気づけばその子のこと忘れて普通に買い物している
周りの人達から新婚夫婦だねって声が聞こえててれる夕華
そうかこどもか・・やっぱりほしいな
そうだ!この子の親さがさないと
するとその子がオレの上手指差し叫びだす
こども「あ〜マーだ!! マ〜!!」
大介、夕華「え? 何処だ?」
指差す先には母親とおぼしき女性が
母「ひかりちゃん!」
母親のもとに向かいだきかかえるお母さん
母「ひかりちゃん、ずっと捜したんだから心配させて・・・」
ひかり「ごめんなさい・・・」
母親に抱かれ安心したのか涙ぐむひかりちゃん
母「どうもすみませんでした、
ほら ひかりちゃんもおねえちゃんたちにありごとうございましたってごあいさつは?」
ひかり「おねーちゃん さようなら〜」
夕華「ひかりちゃん もうお母さんとはぐれちゃダメよ」
ひかり「うん」
わかれてもいつまでもお母さんの腕の中で手を降っている
夕華「こどもか・・・」
大介「・・・・」
夕華「やっぱりかわいいな・・・こどもって天使みたいでさ
わたしもあんなこども、・・・ほしいな・・・」
オレの肩に赤くなりながら寄り添う
夕華「わたしもほしいな 大介さんとわたしのこども・・・」
大介「・・・夕華」
ふたり見つめ合いながらしばらくの沈黙がつづく
大介「作っちゃおうか ふたりのこども・・・」
??「だいすけ!!」
大介、夕華「!!」
びっくりして振り返るとそこにいたのはオレの母親だった
動揺をかくせない大介たち
大介「か・・かあさん!、ど・・どど・どうしてここに!?」
夕華「お母様?」
母「帰ってくるなり迎えにも来ないでこんな処でなにしてんのよ、ホントにもう」
大介「一体いつ帰ってきたんだよ?オレはしらないぞ!」
母「さっきよ、」
まったくオレに連絡してくれよ
母「・・・夕華ちゃん」
夕華「はい、あのお・・・」
神妙な面持ちの夕華
母「ちゃんと避妊はしておくこと、この年でおばあちゃんにはなりたくないから」
夕華「おかあさまったら・・」
母「だけども計画性を持ったことなら文句はいわないし大歓迎よ」
夕華「それって・・・?」
母「立ち話もなんだから家に帰ってからにしようか」
・・・・・・
自宅にて、
夕華が大介の母にお茶を出す
ひさびさに帰ってきた自分の家がいがいにキレイになっていることに驚いている
母「へー、けっこうキレイにしてるわね
整理整頓しっかりしてるわね、いいお嫁さんになるわよ」
夕華「そんなこと・・・ありがとうございます」
お茶をいただく母に大介がはなしだす
大介「今日も日帰りですか、あとで送るから」
夕華「大介さん! 失礼ですよ!!」
大介の失礼な態度に叱責する夕華
母「残念でした、こんかいは一週間よ!、すごいでしょう!!」
夕華「あ・・あのそれじゃ親子水入らずですね」
母「「そうしたら私どうしようか泊まる処」
夕華「それでしたらわたしの部屋をどうぞ使って下さい、わたしは・・」
母「そうね、大介のベッドダブルベッドになってるしね?」
安に大介との仲を取りもとうとする母
夕華「そんな お母様といっしょに就寝されるの楽しみです」
母「わたしと・・?大介がいいでしょう?」
夕華「・・・どっちかっていえばそうですね」
たくましく成長した夕華に感心する大介の母
母「フフ、そうだ 夕華ちゃんにはこんかいお土産があるのよ」
そういいながらアタッシュケースから小包を渡す
夕華「ありがとうございます」
母「あけてみて?」
その小包の中身はおしゃれなドレスだったのに感激する
夕華「わあ、かわいい 大切にしますね」
大介「めずらしい、どういう風の吹きまわし?」
夕華「めずらしいんですか・・?」
母「可愛い女の子には気飾って欲しいのはおなじ女として当たり前なんだけど」