アンドロイド夕華
ラッシュ「絶対に言うなよ!」
愛に念を押すラッシュ、なにがあったんだろう?と気になる夕華
ラッシュ「さとしさんがよんでるからかえるね」
ラッシュと彼氏がいなくなるのを確認する愛
愛「・・・ラッシュかえったよね?」
夕華「??、どうしたんですか?」
愛「たしかここに・・・」
愛ちゃん愛用のバックの中から何かを取り出す
愛「ふふーん、これ誰だと思う?」
愛がバックからとりだしたものは1枚の写真
そこに写っているん人に写っている人物に見覚えがないようだ
髪が夕華ほどながくきれいな女性
・・・髪の色だけならピンクだしラッシュなんだろうけどこんな顔しないしちがうか
由貴?でも写真の人と大きさ違うしまさか愛?
・・・そんなわけないよね、
クラスメート、近所の人を思い浮かべるがどうしても出てこない
夕華「だれなんですか?この綺麗な人」
愛「これはラッシュよ わかんなかったでしょ?」
夕華「えーー!?」
その写真もう一度見かえすが本当にわからない
夕華「いやいや、髪の色だけですよ 絶対に髪染めた誰かでしょう?」
愛「みんなそういうのよねー」
夕華「あれ、でもこの一緒に写ってるのってさとしさんじゃないですよ?」
そこにうつっている男性に注目する夕華
男性はあきらかに彼氏のさとしと似ても似つかぬ男だからだ
ラッシュ「愛、お前まだこんな物持ってたのか」
夕華・愛「!!」
さとし「なつかしいですね、その写真」
夕華たちのうしろにあらわれるラッシュたち
写真と見比べる夕華、しかしあまりの別人ぶりに納得出来ない様子
(ほんとにラッシュなの?、頭にバンダナつけてないし)
夕華「すみませんこれさとしさんなんですか?」
さとし「いいえ、これは前の男ですよ ラッシュそうだよね?」
ラッシュ「さとしさん・・・」
夕華「前の男?」
さとし「はなしてもいいですよ、わたしなら気にしていませんから」
ラッシュ「・・・・」
彼女は一人の男と暮らしていた
そのひとは暴力的な男で女性に日常的に暴力を与え続けていたそうです
彼女は孤独だった
彼の暴力を恐れその女性を助けることができずにいた
額にきえない傷を受け彼女は次第に笑わなくなった
だれも助けてくれないまるでモノのように扱う人間
それでも彼女はたよれないために男のいいなりになっていったんですが
ラッシュ「・・・もうやめて!!」
さとし「すてられました、その男は日本出身の親のもとにかえるために必要のないものをすてて出て行きました
男にとってラッシュは必要のない荷物だったのでしょう、モノのようにすてられた彼女は生きる意味も存在価値もなくしました
ファクトに亡命してからの彼女の身元引受人として出会いました
そのときにもってた写真ですよそれ」
ラッシュ「いい加減すてろよ、写真」
ラッシュが愛に写真の破棄を望むのを制止するさとし
さとし「夕華さん、彼のこと理解した上でラッシュと生活を共にしています
・・・気にしていません、彼女のこと愛していますから」
ラッシュ「!!」
そのさとしの言葉に感動する夕華
夕華(キャー、かっこいいー!!)
愛「ごめんなさい、ラッシュ」
ラッシュ「・・・いいよ、気にしてないから・・・」
大介夕華のもとに駆け寄る 迎えに来たようだ、
大介「ここにいたのか」
夕華「大介さん?」
大介「さとし、ちょっと来てくれ話があるんだ」
さとし「・・・僕ですか?」
大介 さとしをつれて場所を変える
・・・・・・・・・
さとし「どうしたんです、一体・・・」
大介「きのう話した人造人間疑惑についてくわしく聞きたいんだ・・・」
大介は昨日起こったことをすべて話した、
優のこともそして夕華に秘密があることも・・・
さとし「かんたんには信じられないはなしですね、人造人間疑惑と関係があるのでしょうね」
大介「もしそのHOSS自体に秘密があるのなら直接聞き出したほうがいいんじゃないかと思うんだ」
さとし「夕華さんにですか? しかし彼女が知ってるような感じではありませんど・・・」
・・・
そうだな、もし知っているなら話していると思う
そうだ・・・!
大介「マザーコンピュータならなにか知っているハズだ!」
さとし「!!」
大介「このファクトの核でありそしてルーのつくったHOSSの中では一番大きいはず、何か知っててもおかしくないだろ?」
さとし「大胆な考え方ですね、マザーが知ってたとしてもコンタクトがとれるでしょうか?
近づくこともできないと思えませんよ?」
さとしの意見に納得する大介、
そうだな、マザーの鉄壁のセキュリティをどうやって突破し侵入するかそこだな
HOSSを狙っていた奴等もそれは考えたはず、侵入経路があるならだれかはいっているはずだ
大介「・・・やっぱりダメか」
さとし「それより吉野さんて方の処に行かれたほうがいいのでは?お母さんもひょっとしたらいらっしゃるかもしれませんし」
大介「吉野?」
さとし「昨日の話で出てこられた方ですよ?」
ここででたきた”吉野”という名前は母さんの部下で吉野むつみ オレはむつみ姉と呼んでいる
大介「むつみ姉か、そうだないってみるか」
ラッシュ「ここにいたのか、さがしたよ まったく」
夕華「大介さん またなにかあったんですか?」
ラッシュたち大介と合流、そして心配そうに見つめる夕華
ラッシュ「また?、まさか・・・さとしさんと三角関係?」
そこにいるさとしと大介はなんと突っ込んだらいいのかわからず呆れる
ただ夕華だけは意味がわからないからただたっている
夕華(男の人と関係? ???)
さとし「そういう冗談はやめてください」
夕華(冗談? )
ラッシュ「あ」
むつみ姉のところにむかう大介
夕華「何処に行くんですか?」
大介「ちょっと用事ができたんだ」
夕華「じゃあわたしもいきます」
大介「一人でいきたいんだ、ごめん・・・」
夕華「・・・」
ラッシュ「夕華一緒にくるか? 買い物いくからいかない?」
夕華「でも・・・」
さびしそうなカオをする夕華 大介とはなれたくないらしい
さとし「すぐにかえってきますよ。僕が保証しますよ」
夕華「・・・」
大介「用事がすんだら迎えにくるからまってて」
夕華「はい・・・」
ラッシュ「じゃあちゃんとむかえにこいよ」
さとし「B-9ストリートにいますから」
むつみ姉の自宅にむかう大介
大介「むつみ姉か・・・3年ぶりぐらいかな」
吉野むつみ、母さんとおなじマスコミ関係仕事をしている
小さい頃からしってるけど
・・・結構きれいなんだけど化粧しない
女性らしくしてくれたらいいんだけどな、苦手なタイプ
すこし変な人なんだよね
チャイムを鳴らす
ピンポーン
むつみ「あ、編集長? 悪いんだけど・・・」
大介「あいかわらずですね・・・」
むつみ「開いてるから 勝手に入って」
扉をあけ中に入る大介、
そこには事務所にかえるため後ろ姿のむつみ
服装は本当に気遣ってないな 上下スウェットの格好
・・・普段着なんでなんともいえないけど仕事中のはずだから気を使って
大介「あいかわらずですね、」