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KKG将棋部の日常

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5話 その後の日常


4日あった合宿も無事(?)に終わり・・・ 帰ってきた将棋部たち

将棋部だから将棋をすることには変わりない・・・・日常

しかし 期末テスト なる壁が立ちふさがる


「テストマジ消えろーーーーーーー!」

叫ぶカムラ・・・・ しかし うるさい とかの割と冷たい言葉で返される

「まぁまぁ・・・・そんな定期テストなんかたいしたことないやん~」

それはなだめてるつもりか竜王!


「・・・・・・んな」

「え?なんて?」

カムラに聞き返す竜王

「・・・・すんな」

「ちょ・・・もっかい言ってくれん?」


「てめぇの学力と一緒にすんなっ!!!」


怒られたーーーーーー

竜王怒られちゃったよーーーーーー


ガララッ


ここで威勢良くドアが開く
こんな開け方をするのは螺旋尾先生だろーなー・・・・・・・っと やはりそうか

「君たちに大変残念な知らせがある・・・・・」

「何ですか?! いきなりシリアス過ぎますよ」

鋭くツッコムぐち

「君たちは中間テストの成績が思わしくなかったようだな・・・・・」

「そんなことは担任のあなたが一番よく知ってるでしょ!」

再びツッコムぐち・・・・あいつってツッコミ役だったか?!


「生徒指導部は今度の期末で部内の平均得点が70を切ったら・・・・」

分かるよな? という目で見渡す螺旋尾先生
凍る空気・・・・・
果てしなく続きそうな沈黙をカムラが破った


「まさか・・・・・廃部ですか」

マジかよ・・・・
たった2ヶ月ちょいで廃部とか・・・・・・


「何を言う・・・・70点切ったら 将棋部から将棋同好会に格下げを喰らうんだ!」


それって・・・・・何の変化が?!
そんな深刻か?

「ちなみに同好会は部費が貰えないし、大会出場も責任を持ってくれない」


なんですと!!!!

一瞬でざわめく将棋部

「それはピンチなんですな!」
「しかし70とか無理だろ」
「50も危ういわ!」
「頑張れ 竜王ぐちミラバtatsuアセロラ」
「「「てめぇも頑張るんだよ!」」」


で、テスト対策

まずは数学英語を鍛えるべく、竜王ミラバを中心に勉強
そのあと暗記科目をみんなで覚える・・・・・・

これをやっとけば多分65はいける・・・・

あとは普段から80~85とってる奴らでカバー

この作戦なら大丈夫

しかし問題は化学
こいつだけは暗記だけでは対応できない
教科書とか授業でもやってないこと出すからな~ あの先生

取る奴は90代をとるが 悪い奴は1桁台・・・・・心底恐ろしい

化学攻略はぐちアセロラ担当だ


珍しく勉強に集中する将棋部・・・・・・
ところでテストは明日である


さらに翌日・・・・・・時が経つのは早い

毎回恒例の「クラスにはいった瞬間 空気が澱む」事態が起こっている
まぁ ここまではいつもと同じ

いつもと違うのはテストが始まってからだぜ・・・・・

余裕のカムラは最後のチェックに取りかかる


1時間目は地理か・・・・
綺麗なぐちのノートで攻略済みだぜ
なんせ授業は寝てるからな


ここで螺旋尾先生が入ってきたか・・・
テストの日もショートホームルームはあるからな

まぁ どーせ テストの注意事項を言うだけだろう
そいで 最後に「頑張ってください」で締めるのだ

カムラ予想どうり、テキトーに注意事項だけ言って「頑張れ」で締める螺旋尾先生
しかし、教室を出て行く際にこう 言い残した



          「将棋部よ・・・・・分かってるよなぁ?」

・・・・・こえぇぇぇ
超こえぇ

最後の最後で威圧かけなくても・・・・・・・

テストは始まった

作品名:KKG将棋部の日常 作家名:みなみ