【短編】Lost Our SweetHeart
ムツキはケンジやらと行ってしまったのだろうか。僕を見捨てて?僕には納得がいかなかった。僕はムツキの色々な面を知っていた。大学生になってなお門限を守る子だということ、いつかする一人暮らしの為にもうカーテンを準備してしまったこと。彼女の一挙一動が酷く魅力的で、僕を魅了していた。あんなにも真摯で、まっすぐだったムツキ。だから、きっとそうなのだろう。
ムツキはデートマーダーに襲われたのだ。
もしくは、もう。
作品名:【短編】Lost Our SweetHeart 作家名:いせはる