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ねとげ~たいむ

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 センリとエミルは部屋の中に置かれている木箱や荷物を調べ始めた。
「センリ、何探すの?」
「多分何かしらの手があるはず」
 センリはゾンビの館の時の事を語った。
 ゴースト系のモンスターは魔法で無ければ倒す事は出来ない、しかしそれでは魔法が使えない戦士や武闘家になった者達はクリアする事が出来ない。
不公平にならないようにあのステージには魔法の力が込められた武器があった。つまりこのステージにも各ジョブの武器があるはずだと言う。
「でもここに来るまでに何も無かったよ?」
「この部屋はまだ調べてな……あっ」
 それを発見した瞬間、センリは眼鏡越しの目を細めた。
 エミルも目を大きく見開いた。
「センリ、これ……」
「古人曰く『置かぬ棚をも探せ』だよ」
 センリはエミルの方を向いて微笑した。
作品名:ねとげ~たいむ 作家名:kazuyuki