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ねとげ~たいむ

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 話し合いの結果、3対3で頂上を目指す事になった。
 そしてルールは先に頂に到達した方が勝ちとなった。
 なお、小波のドレスは勝った方の物だが、星の涙は分け合うと言う物だった。
「ううぅ〜、コロナの裏切り者〜」
 エミルは恨めしそうに私を見た。
 魔道士と僧侶が2人いてアタッカーがいないので私が行く事になった。
「それじゃ行くわよ、よーい…… ドン!」
 レミが合図すると私達は山道を登って行った。

 この山道は2つに分かれていた。
 1つはモンスターが多く出るけど短いルート。
 1つはモンスターが少ないけど遠回りルートだった。
「考えるまでも無いわ!」
 ショコラさんは後者を選んだ。
「アタシ達はこっち〜」
 本能的に同じ道に行きたくないんだろうな。
 エミルは前者を選んだ。
「コロナ、そっちのサポートよろしくね」
「分かった、そっちも気を付けて」
「了解」
 私達は分かれた。
作品名:ねとげ~たいむ 作家名:kazuyuki