ねとげ~たいむ
最終話・新たなる冒険へ
長い休みが終わって新学期となった。
私とお姉ちゃんは久々に制服に袖を通して学校へ向かった。
待っていたのは日焼けしたクラスメート達と担任の教師の顔だった。
朝会が始まって校長先生の長〜い話が終わると教室に戻ってきて今日の授業は終わった。
次の日から通常授業になり、学生:宮崎・茜の学園生活が再開した。
それはお姉ちゃんも…… いや、みんなも同じはずだ。
校門を潜るとラクロスの朝連を終えて友達と一緒に校舎に入って行くお姉ちゃんを見かけた。
その和の中で1人、私の幼馴染でもある人がふざけてたのだけど、後ろにいたお姉ちゃんの友達の1人にどつかれていた。
それを見ながらお姉ちゃんは微笑する、こうして見てれば立派な姉だってのに……
久々に自分の席で教科書を開いて黒板に書かれた数式や文字をノートにシャーペンを走らせ、友達と机を合わせてお弁当(自分で作った)を食べると言う日常が何日も続いた。
確かにこっちも悪く無い、友達だって普通に良い人達だし、私だって自分の友達を大事にしていた。
この生活がいつ間でも続けば良いと思ってる、漫画の様に突然の異星人襲来やバイオ・ハザードによるゾンビだらけの世の中にだけはなって欲しくない、だけど私は……