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心だけは嘘をつかない Who do you love?

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自分の席に向かおうとすると・・・
 ・・・俺の席がねぇ
「俺の机と椅子・・・どこやった?」
 周りがクスクスと笑うのが大きく聞こえた
 確かに言われるのは構わない・・・が、これはちょっと度が激しすぎやしないか?
「誰だ?」
 静かにも、しかし重く俺は言う
「俺の机と椅子どこやった?」
 周りの男子の声が聞こえる
「怒ってる怒ってる」
「あ~~~怖っ」
 笑いと混じりながら・・・
すると一人の男が立ち上がり・・・
「お前の居場所はねぇ 学校来んな」
「あんっ?」
 俺は強く睨み返す・・・
「ガン飛ばしてんじゃねぇよ!」
 男が俺に近づき胸ぐらを強く掴む
 周りの視線が俺たちに突き刺さる中には「殺っちまえ」という声も・・・
 すると一人の女子が立ち上がり・・・
「やめてぇぇぇえ!!!」
 周りがその女子に集中する
 ・・・馬鹿なことしやがって俺かばうと大変な目にあうぞ
 そして女子を見ると翔の目が丸くなった・・・
 声を上げていたのは今朝妹が言っていた立花神奈だったからだ
 でも巻き込むわけにはいかない・・・
「うっせー黙れお前には関係ねぇことだよ」
 ・・・こういうしかなかった
 神奈は俺をしばらく見るなり教室から去ってしまった、すると・・・
「てめぇクラスの仲間になんてこといい上がる」
胸ぐらを掴んでいた男子が言う
「めでてぇ野郎だよオメェらわ」
「何っ?」
「人の悪口を言って増やす仲間が仲間ねぇ」
「テンめぇ!」
「反吐が出るわ、殴りたきゃなぐってみ?ほら」