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心だけは嘘をつかない Who do you love?

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第一章  出会いそして時間は動き出す・・・(翔編)
 
 ちちちちぃ外から鳥の鳴き声が聞こえてくる
 俺はベッドから重い体を持ち上げ目覚まし時計を見る
 もうこんな時間か・・・
 ぼーっとする頭のまま下へと降りる
 すると廊下からスタスタと足音が聞こえてくる
「おはよーお兄ちゃん」
「おはよう凛、今日は部活無いんだな」
「うん今日は先輩が試合に向けてコート使うから朝練無しになったの」
「そっか・・・そういえば部長って誰だっけ?」
 不意にそんなことを聞いてみた
「えっ!? お兄ちゃん知らないの?お兄ちゃんと同じクラスの神奈先輩だよ?」
「あぁそんな奴いたっけ?」
 凛は深いため息をつく
「もうホントお兄ちゃんは人に関して興味がないんだから・・・だから嫌われるんだよ?」
「知らん俺は音楽にしか興味ない」
「そうですかーー」
 ぷうっと頬を膨らませ俺たちは朝ごはんをとるために台所に向かった
「おはよう母さん」
「おはようお母さん」
「おはよう翔、凛」
 そこではお母さんが朝ごはんを作っていた
 お父さんは単身赴任で伊賀の方に住んでいる
 会うのも滅多にないことだ・・・
 ・・・俺たちはご飯を食べ学校へと向かった
 キーンコーンカーンコーンっと学校のチャイムがなる、全校生徒が多い学校なので朝のこの時間帯もすごい生徒の人数で学校の玄関が詰まっている
 靴を履き替えていると後ろの方からヒソヒソと声が聞こえて来た・・・
「翔ってさナルシストじゃね?いつも他のやつなんかに興味がねぇって感じだよな?」
「そうそうわかるーってかさ学校来んなよな?」
「マジでそうだよ見ててうざいっつーの」
 ほらまた始まったよ、確かに他の人に興味はねぇよ それがどういう関連性に学校来んなだ?おいあいつらみたいな低レベルなやつ相手にする俺がバカだよ ほっとけほっとけ
 そう思うと俺は教室のドアを開けた俺が入ると同時に少しだけあたりがシーンっとなる