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プリンス・プレタポルテ
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こんな様なら、ランスキーに笑われるのも仕方が無い。
「しょうがないな。またしばらく、ここで金庫を見張ってろと言いたいのか」
「他に何か出来るのか。歌うか?」
「お断りだ。電話でサッキーニを呼んでくれ」
尾を引く含み笑いをわし掴んで部屋に引きずり込み、柔らかな痕跡だけ残して、二人の男は部屋に消えた。
―了―
作品名:
プリンス・プレタポルテ
作家名:
セールス・マン