ひざっこぞう すりむいちゃった
おかえりのじかんになり、子どもたちのおかあさんが おむかえにきました。
たかしくんのおかあさんを みつけた ひろ子先生は、おかあさんに たかしくんのけがのことを はなそうと おもいました。
すると、たかしくんが、おかあさんの ふくを ひっぱって いいました。
「おかあさん、ぼくね、きょう ころんで、ひざ、すりむいちゃった」
おかあさんは、たかしくんを 見ました。
ひろ子せんせいは、そのまま たかしくんを みまもることにしました。
「いたかったけど、もう だいじょうぶだよ。ほら、きれいにあらって しょうどくをして ばんそうこうも はってもらったんだ」
たかしくんは、ひざにはってある ばんそうこうを おかあさんに みせました。
たかしくんのいっぱいの えがおに おかあさんは、にっこりわらいました。
作品名:ひざっこぞう すりむいちゃった 作家名:甜茶