@manami_hijikata
【あとがき】
「@manami_hijikata(土方真波へ)」シリーズ、これにてお終いです。わけがわからないでしょう。10000人中9999人がそう思うはずです。
それもそのはずで、これは読者に何かを伝えるものではなく、私が夢で見たものを文章化しただけのものだからです。これはそう、小説ではなくただの雑文です。それ以上になるはずもなく、それ以下にしかなりえません。
あ、夢で見たのは『 海 』だけで、そいつを適当に肉付けして、別の料理(愛田、飯塚、立川、喜佐)を並べたのが今シリーズです。おかずしかありません。ご飯も味噌汁もありません。だから、わけわからんものになりました。
小説というものは解説したら負けだと私は思っているのですが(読んで理解させられないのは、書き手の実力不足だと思っているのです)、今シリーズは意図的に理解不能な(良く言うと想像に任せる)ものにしたので、解説なしではわけわからんもので終わってしまうとも思っています。
なので、世界観について、登場人物について、各話について、長々っと解説していこうと思います。長いので読む必要はありません。気になった人だけ読んでやってください。所詮、雑文の解説なのだから。
◆ 世界観について ◆
よくわからないけど戦争してて、日本も割と壊滅してる。イメージは最彼(さいかの)。
よくわからないけど、地球が大変なことになってる。
よくわからない。夢だから。
◆ 登場人物について ◆
■ 土方 海 (ひじかた うみ)
■ 性別:女
■ 性格:クールでときどき熱くなる。男。女扱いされると怒る。女の子が好き
■ 特徴:(女の割に)背が高い、髪がちょっと短い。力がある(一発で飯塚を伸せるほど)
[解説]
たぶん主人公。【海】の段階では男として書いていたけど、【愛田】を書く段階で女にチェンジ(意図してこうなった)。でも、性格は男だったので、扱い方は男のそれでした。
■ 喜佐 真波 (きさ まなみ)
■ 性別:男 (!?)
■ 性格:思ってることがわかりやすい。乙女
■ 特徴:男の娘(見た目も性格も)
[解説]
たぶんヒロイン。【海】の段階では海の実妹ということになってたけど、【愛田】の段階でこのようなキャラに(どうしてこうなった)。
TwitterのIDが「manami_hijikata(土方真波)」なのは、海と結婚して、この名前になりたいという願望から。
海(呼ぶときの「海くん」は「カイくん」と読む)のことはずっと好きだったけど、立川が軍に入隊する前は三人の関係が崩れるのを恐れて告白せず、立川がいなくなった後も、抜け駆けするようで嫌だという思いから告白しなかった。(×草食系男子、○乙女ちっく)
■ 愛田 (あいだ)
■ 性別:女
■ 性格:模範生(悪いことするのだめ)。自分を出せない
■ 特徴:可愛い。クラス委員。炊飯器
[解説]
【海】は夢の内容を基に書かれているので、なぜ炊飯器を抱えているのかは不明。
海のことを「かっこいいお姉さま」という風に見てる。海もそう見られているのをなんとなく察しているので、海からの印象はかなり悪い(海は女扱いされるのが嫌い)。
海が真波を好きで、真波が海を好きなことに気づいてる。
真波は男だから、海が女の子が好きだということに気付いてない。だから、自分の想いを隠してる(【 愛田 】参照)。
■ 飯塚 (いいづか)
■ 性別:男
■ 性格:いいやつなようでそうでない
■ 特徴:それなりに背が高い。海の悪友
[解説]
適当な存在。【海】でなんか喋ってたから、なんとなく補完されただけ。【 飯塚 】も特に意味のない話。
愛田が好きっていう裏設定があったり。愛田が海を見てることに気づいてて、海の傍にいれば、自分に目を向けさせることができるかもという思いから、海に近付く。
そんな変な計算をするやつだけど、海を完全に男として見てるから、海の飯塚に対する印象はかなり良い。
■ 立川 (たちかわ)
■ 性別:女
■ 性格:クーデレ(普段はクールで、ときどきデレる)
■ 特徴:背は低いけど運動神経が良くて足が速い。海、真波とは幼馴染
[解説]
軍に入隊して、爆弾で死んじゃった子。
軍に入隊した理由は、父親が軍のお偉いさんで小さい頃からそのための教育を受けてたから。
真波とは恋敵の関係。互いを名字で呼びあってるのはその辺が関係してる。
軍に入隊したもう一つの理由は、海と関係を持つことを諦めるため。
【 立川 】でも言っているように、海のことは異性として見てる。けど、身体はどちらも女であることが深層心理にあって、将来性(結婚して子供を作るといった希望)がないことから、海は真波とくっつくべきだと思ってる。
軍に入隊した最後の理由は、死ぬため。
真波の人柄を深く理解してた立川は、そこまでしないと真波が動かない、と思ってた。
◆ 各話の解説 ◆
【 海 】
夢で見た内容。どうしてこうなったのかは自分でも不明なので、説明のしようがない。最初はこれで終わらすつもりだったけど、何を思ったか(は、最後に説明します。)続きを書いてしまいました。
【 愛田 】
愛田の「海と真波の関係を崩すことはできないなぁ」っていう諦めの話。
>細くて大きい背中が去っていく。
>自然とその姿を目で追ってしまう。
>教室の入り口で待っていた人に声をかけた。嬉しそうな顔が私の目に焼きついた。
この文章の「待っていた人」というのは真波のことで、嬉しそうな顔をしたのも真波。(海は背を向けているので、顔は見えない)
【 飯塚 】
飯塚が海と知り合い、友好関係を築くきっかけになった話。
特に意味のない話。解説するところもなし。
【 立川 】
立川が爆死する寸前に見た走馬灯の話。背景描写がないのは走馬灯ってこんな感じかなという変な妄想から。
>――――カナカナカナカナカナカナカナカナカナカナカナ
ひぐらしの鳴き声。途中からなくなるのは、立川が緊張してきて、聞きとる余裕がなくなってきたから。
>「立川が言いたかったことはそれなのか?」
>「んー」
>「全部かな」
>「そうか。全部か」
それっていうのは、立川が進学しないこと。
全部っていうのは、立川が海に好きだって言ったことと、自分が進学しないってこと。
>「するのは問題ないのね」
>「言ったろ?」
>「そういえばそうね」
>「立川のそういう、頭のいいところは好きなんだ」
「言ったろ?」っていうのは、海が立川を好きだって言ったこと。
頭のいいところっていうのは、「言ったろ?」でどの言葉のことかわかったこと。
>「一緒にいられないっつーのは、『そういうこと』なのか?」
>「可能性はあるけどね」
>「零じゃないだけだろ……」
>「あなたがそうだから、付き合うことはできないのよ」
『そういうこと』は生き残る可能性が低いこと。対する立川はそうと思っていながら、『生き残る可能性』と断定せず『生きて帰れるかどうかわからないこと(死ぬ可能性)』と取って欲しかった。
作品名:@manami_hijikata 作家名:ぶちょー