@manami_hijikata
でも、海は立川と再会できる可能性は限りなく零に近いと思っているから、立川はそんな海とは付き合えないと答えている。(「恋人と死別する」より「友達と死別する」の方がいいと立川は思ってる。前者は未練から一生恋愛関係を持とうとしない可能性があるかもと思ってる)
【 喜佐 】
海と真波がごちゃごちゃする話。
>「私は、立川が死んで、嬉しかった」
>「私の涙は、嬉し涙」
さすがに本気でそう思ってたわけではなくて、ほとんどは悲しみからだったけど、ほんの少しだけ嬉しいと思ってしまっている自分がいたから、「やなやつ」だと自分をけなしてた。
>私も。海くんも。立川も。
>「ばか、ばっか」
死ぬことで真波に発破をかけようとした立川も、そこまでされなくちゃ先に進めなかった真波も、立川を止められなかった海も、みんなばかだった。
例えば、
真波がもう少しずるかったら、三人の関係を壊すことを恐れずに、海に告白することができたはずだし、
立川がもう少し臆病だったら、死のうとせず、三人の関係は変わらないままだったはずだし、
海がもう少し自分から動いていたら、三角関係を壊して、真波か立川のどちらかと付き合ってたはずだった?
ていう、いろんな if を思いながら、三人ともばかだったと。
◆ 最後に ◆
今回の雑文の目的は、私が夢で見たものを基に、つじつまが合うように伏線を引く練習をすることです。
文章だけという特徴を活かして、『土方』という存在を曖昧(『土方=海』、『土方=真波』とどっちとも取れるよう)にしようと思いました。「どういうこと?」と思われた方は読み返してみてください(しなくてもいいです)。
そういう実験的なものでしたので、これは小説ではなく雑文でしかないんです。小説にしようと思えばできたけど、しようと思わなかったのだから、しようがない。
作品名:@manami_hijikata 作家名:ぶちょー