ISSIYASU 後編
別れ
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;シーン6/別れ
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;数ヶ月後
;海に安芸と遊びに行く
;↓
;夜
;安芸が入浴中
;主人公、タオルを忘れたことに気づき持っていく。
;↓
;入浴中の安芸を見てしまう。
;安芸に尻尾や獣耳が付いているのを目撃。
;↓
;朝
;安芸が居ない。
※画面、黒
#IF$FLG004 = ON
九条の告白からかなりの時がたった。
あれ以来九条と合うのが辛く俺は九条を避けていた。
そう俺は萩乃を選んだのだ。
#ELSE
あれから何事も無く日は進みとうとう夏になった。
#ENDIF
しかし、未だに萩乃は俺に何も話してくれていない。
ただ一言、
【安芸】 「そのうち分かってくれると思うねん」
そういうだけだった。
■BG0008:リビング
食べ終わった食器が並ぶ食後
いつもの元気はどこへ行ったのやら浮かない顔をしてグラスをつついている。
どうしたんだろう?
「うーん」
あ、そういえばあれっきり安芸と遊びに言っていない。
そのことかな?
「安芸……」
「なんや?」
ぷくー、とほっぺたをふくらます。
どうみても拗ねていた。
だから、食事の席で萩乃にさり気なく誘ってみた。
【磐手】 「萩乃、今度どこかに遊びに行かないか?」
※安芸、驚き
【安芸】 「ええっ。ウチと?」
【磐手】 「イヤか?」
【安芸】 「ううん。ぜんぜん大丈夫やで」
;「ぜんぜん大丈夫」って、あんまり喜んでなさそう。
※安芸、笑顔
萩乃は太陽が輝くような満面の笑みを浮かべてくれた。
【安芸】 「たくの方から言ってくれるなんて。ウチ、めっちゃうれしいで」
よかった、喜んでくれたようで。
【磐手】 「それで、どこか行きたいところある?」
【安芸】 「海に行きたい!」
萩乃は身を乗り出して速答した。
【磐手】 「海か、いいじゃないか。次の土曜日に行こうか」
;いいじゃないかの後の「、」は「。」じゃない?
【安芸】 「うん!」
椅子を蹴リ倒すほどの勢いで立ち上がって……
ガシャーン! と乾いた音が部屋に響いた。
※安芸、驚き
※画面、揺らす
萩乃が椅子から立ち上がった拍子に食器が落ちてしまった様だ。
※安芸、ショック
【安芸】 「ああ、落としてもうた」
ちょっぴり泣きそうな顔をした萩乃を見ていると、
【磐手】 「萩乃はそのまま座ってていいよ。俺が片付けるから」
許してしまうのだった。
【安芸】 「で、でもウチが……」
それでもまだ片付けようとする萩乃を見ていると、それがなんとも可愛らしくて頭をなでなでしてあげた。
萩乃の表情に照れくさそうな赤みが増した。
【安芸】 「えへへへへへ」
それがまた可愛らしくてまた頭をなでなでしてあげるのだった。
■BG0010:店内
皿の破片を片付け終えると、萩乃が水着を持っていないので買いに行きたいとい出したので近くのマリンショップに行くことになった。
【磐手】 「……いつまでかかるんだろうか」
萩乃は大量の水着を抱えて試着室に入ったきり一向に出てくる気配がない。
萩乃ならどんな水着でも似合いそうだな
こんなに真剣に水着を選んでるということは、つまり俺に水着を見せたいというこで。
;「見せ付けたい」より「見せたい」のほうがいい気がする。
おおおおおおおおおおおっっっっっっっ。
※画面、揺らす
突如として俺の頭の中で脳内水着コンテストの開催が決定した。
とうとう至高の水着が決定する時がきたのだ!
目の前のカーテンの向こう側からは衣擦れの音がする。
萩乃にはどんな水着を着せようか?
マニアックなところでスクール水着もいいな?
いや、地味だけど競泳用水着もありかもしれない。
いっそ開放感のあるビキニとか……。
※少し間を空ける
;…が長いから、
;>ニヤニヤ
;>……
;>…………
;>………………ハッ
;から変更。
ニヤニヤ
………ハッ
素早く回りを見渡す。
;誰もいない。
;「誰もいない」より「誰もいないようだ」のほうがいいと思う。
誰もいないようだ。
良かった。
今のニヤついた顔を見られたかと思ったぜ。
俺は脳内水着コンテストを中止し別の事を考えることにした。
!!!!
すぐに俺はすばらしい事に気がついた。
一、付き合っている彼女が試着室に入っている。
一、さらに周りには客はおろか店員さえいない。
こ、これは!!
;要望で分岐を追加
#SEL 安芸の着替えを覗いてみる:分岐1_1
#SEL やはり良心が……:分岐1_2
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;分岐1_1:安芸の着替えを覗いてみる
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これはもう、ちょっとぐらい覗いたっていいってことだよな……
;そう考えた俺は、ほとんど無意識に試着室のカーテンをササッと開いていた。
;「ササッと」より「サッと」のほうがいいと思う。
そう考えた俺は、ほとんど無意識に試着室のカーテンをサッと開いていた。
※画面、横ワイプ
#GOTO 分岐1_X
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;分岐1_2:やはり良心が……
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#GOTO 分岐1_X
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;分岐1_X:(分岐終わり)
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※画面、横ワイプ
■CG0001:安芸着替えin試着室
中には着替え中の萩乃がいた。
【安芸】 「……」
【磐手】 「……」
二人の目線が合わさる。
一瞬にして空気が凍った。
……どうしよう。
そっと覗くはずなのに目線が合ってしまったよ。
ひとまず状況を整理してみよう。
おそらく萩乃はちょうど今、着ようと思っていたのだろう。
;「思っていた」と「していた」やとどっちがいいやろ?
その証拠に、手にしていた水着が地面に落ちて萩乃は一糸まとわぬ姿になった。
■CG0001_1:安芸着替えin試着室 全裸
作品名:ISSIYASU 後編 作家名:なお