昭和の旧車名車とともに 第二部 購入編
もう一つはある時この510で友人宅へ行き、友人三人で酒を飲みました。
肴はなんとぶどう!!ステンのボールに盛られたぶどうを摘みながらウィスキーを飲んだ。これは良くありません。ウイスキーのあてにぶどうはさっぱりしていいのですが、翌日三人は凄い二日酔いを起こしていました。そんな人はいないと思うのですがウィスキーにぶどうは止めておいたほうがいいでしょう。
二人はそれでもその日、祖谷へ行くというのです。若いって凄いですね。げろげろ言いながら出かけます。先に車を出さなければならない私は「じゃあな、気を付けて行ってこいよ」と別れ、ガンガンと割れるような頭で車をだしました。友人宅、道が狭いのです。そこを通って三叉路まで出て右折しようとして「がツン」左フェンダーぶつけてしまいました。なんてこと無い、気をつけるのは当の本人だった!
もう一回は国道を走っていて、何か検問でもやっていたのか赤旗振っていたようなのですがそれを突破!逃げるように走って交差点を高速で右折、縁石にヒットして西部警察のように片輪走行になって、死ぬかと思いました。
それで嫌になって下取りに出してさようなら。
510は今でも人気車種ですが、もういっかなと思います。
作品名:昭和の旧車名車とともに 第二部 購入編 作家名:のすひろ