昭和の旧車名車とともに 第二部 購入編
車からみでの思い出はクリスマスミサへ同級生と一緒に参加したしたことでしょうか。この時期になるとクリスチャンはもとよりそうでない方も雰囲気を味わおうと教会へ足を運ぶ方もいらっしゃるでしょう。
それは寒い日でした。中学の吹奏楽部のメンバーだった大学に行っている同級生が帰省して、一緒にパイプオルガンの演奏を聞こう、それならクリスマスミサだという話になりました。赤い三角帽子をかぶって騒ぐのも一興ならミサで賛美歌を歌うのもまたひとつの楽しみでしょう。4人で高松へ行くことに決め、私の職場があった駅で落ち合う事となりました。
今でこそバブル期にそこここのホールにパイプオルガンが設置されたおかげで、腹を揺すられるその音色を聴くことが出来るようになりましたが、当時そんなものはありませんし、今でも地方ですと大型オルガンはありません。唯一あったのは高松市にある屋島教会のオルガンでした。
当日夕刻、その時刻が近づいた頃社長が今日は会議をすると突然言いました。
さて困った。向かう教会は駅から離れているので、私の勤め先の駅で落ち合い、そこから車で一緒に行くことになっていて友人たちはこちらへ向かっている。
当然携帯電話などあるはずもない。その突然の話に私は社長に言いました。
「今日は勘弁してください、もう同級生がこちらへ向かってます」とね。そしたら
「それは仕事か?」というので「いいえ、ミサに行きます」と答えると、
「行きたきゃ行けば、その代わり明日から来ないでよろしい」
光る頭でこたえます。私一言
「わかりました。お世話になりました」といって会社を辞め、その足で同級生を拾い、ミサに参加しました。さっぱりしたものです。
若いから怖いもの知らずに加え仕事も自分に合わないことも手伝いそのような行動に走りました。それは今でも治っていないかも知れないです。
・・・あんたのいうことは理屈があわん!!と今でも臆することなくものを言いますから。
作品名:昭和の旧車名車とともに 第二部 購入編 作家名:のすひろ