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昭和の旧車名車とともに 第二部 購入編

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大事にしていたこの車の最後の日は突然やってきます。山は霙交じりの寒い夜です。当時松山へ単身赴任中の私は毎週末これで5時間近く掛け帰っていました。その日真冬だったにもかかわらず高知でディンギーレースに参加、では帰りますと国道を松山へ向けて夜走っていました。車検が終わったばかりだ安心感も手伝い、速く帰ろうと交通量のほとんど無い国道を飛ばしました。
トンネルを抜けた向こう側少し先に事故っている車を発見、疲れていたのと慢心していたのが重なり、おまけに路面は濡れていて加えてあなた、いくらいつも整備していても、今の車みたいにブレーキ効きません。間に合わず追突・・・ドン%‘)(’&‘’・・・・私は体丸めてハンドルとフロントガラスの間に投げ出されていました。
当然携帯などありません、あっても山の中で繋がるような場所ではありません。車は反対車線塞いで通行できません・・・その時対向車はスキー帰りの4駆、ウインチ付!!その車のお世話になり歩道へ退避させ、取りに行ったのは数日後のことでした。

その事故でもまだ直そうと思ったのですが、パーツが入手できないとの理由で廃車、それまで目医者は歯医者にはならないと豪語していましたが、名車が廃車になった瞬間でした。廃車となり知人の16好きのパーツ取りとなりましたが、OHしたエンジンは今ここにある車に乗っていますから、切っても切れない縁のようで、それはこの車で知り合った嫁さんと同じかもしれません。