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昭和の旧車名車とともに 第二部 購入編

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二人のクーぺ  スズキ フロンテクーペ

兄の知り合いにカートやっている方がいまして、その方の持っていたフロンテクーペが流れてきたものです。白いフロンテクーペは1971年式でなんと初期の2シーター37馬力物、フロント周りはFRPでしたが、今何台現存していますでしょう?

そもそもフロンテクーペ知っていてもデビュー作は「二人のクーペ」とコピーが打たれた2シーターだったのは知らない人もいらっしゃいますでしょう。CMでは尾藤イサオとスリーグレイセスが歌っていますが、このスリーグレイセスは他のCMソングでも良く歌っていますね、良くご存知なのは「チョッコレイト、チョッコレイト・・・」でしょうか。
ジュウジアローデザインの斬新なボディーラインは人気があったと思います。我が家にはその後、緑のメタリックのGXもやってきましたがこの初期型がやはり鮮明に残っています。当時の車ってやたらメーターが多かった、あれ流行でしたね。それにそのメーターが随分奥目でした。このクーペも7連でしたか・・そんなにいるの?と思いますが、世の中の流れで、お金は掛かったということでしょうか。

2サイクル3気筒3キャブをリヤに積んで、パラパラパラと言わせながら走っていましたがリヤエンジンのせいか意外に音が気にならなかった。前のオーナー、カート乗りらしくエンジンのヘッドを削っていたのでパワーありましたが、三気筒の特徴なのかこのエンジンが駄目だったのか2番が良く駄目になったと聞きましたが、うちのは平気でした。

何せ軽い、まさしくカートのように小気味良く走り、山に入るとその軽さを遺憾なく発揮し普通車を追い立てていたのを思い出します。ただ、信号で止まると出足は最悪。
3000rpmまで我慢するのですが、それまで後ろの車はむごい状態・・・タコメーターの針が3000を超えると目覚めたかのように吹き上がり、ようやく普通に走り始めるとそれ以降はドンドン走りました。
セカンドカー的に持っていたのでそんなに何かした記憶はありませんが、今でももう一度乗りたい、持ちたい一台ですが今や100万というのもあるらしい。

今ならチャンバーつけて、カストロール入れてブリブリ言わすでしょうか・・・・白煙炊いてね。