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移ろいの中でⅡ 12月12日 廃棄物と金になる農業 追加

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 Hard to say I‘m sorryをバックに滑るSasha Cohenの表現には浅田は付いていけない。それはサーシャと比較ということではなく、浅田本人の問題で、一番の違いは胸から肩、二の腕の動かせ方と思う。浅田は肩の動きが悪く職線的でしなやかさに欠け、その分優雅さが出てこず子供じみてしまう。メリーポピンズならそれでも良かろうが愛の夢や白鳥の湖など悪夢になってしまう。サーシャのそれは下半身から腕の先までしなやかに動かすことができ、別の動画ではスケートしなくて踊りでそれを表現するのだから戦えるはずが無い。彼女のお母さんはバレエダンサーだったそうだがその影響か、この柔軟性は幼少のころからバレエをやってのことだろうと想像さす。少し違うが今MLBに行った岩隈投手の腕の動きがそうだった、肘が柔らかくまるで鞭のように腕が振れたのを思い出す。
 もともとベースが違うのだろうか。方やスケートでの表現を求め、方やスケートが楽しくてやっていった。そんな風にも感じられる。
 
フィギュアもテレビで放送するのをよく見る。当然スポンサーの意向もあり、視聴者の数を考えるのも必要なのは分かる。私が関係者でもやはり同じような手口は扱うだろうが、でも駄目なものは駄目といいたい。見る側もファンなのは分かる。応援するその気持ちも分かるが何でもかんでも受け入れるのは、これはいかがかと思う。浅田がトリプルアクセルにこだわるのも分かるが、表現力が低い一発勝負では初めから勝つのは難しい。私はその滑りを見るたび相変わらずだな、周りはなぜそこを指摘してやらないのだろうとテレビに語りかけるほどだ。

見る側のレベルが高くないと演じる側、選手のレベルも絶対に上がらない。マスコミが「これはすばらしい」と報道するとそれがさも良いような錯覚で会場へ行くがそれでだまされること数度・・・帰りは金返せ状態も何度もある。アイスショーでよくメダリストとして浅田が出ているが、子供のような演技を見ようとは思わないし、どうせ金払うならPeter・Cetera、Sasha・Cohenに出す、それが倍の値段でもそちらを選ぶ。
Hot Ice cool sound 2008では曲紹介の後「Are you ready」の時のピーターの暖かい表情とそれを受けたサーシャの年齢差、しぐさが最高でこの曲の雰囲気を盛り上げこのショットを良く撮ったと思うしイントロからボーカルが始まる振り付けにしても上手いなと感じすべてが一流に思える。どうせ金払うなら心から感動したい。競技と違いショーの場合ルッツだろうがトリプルのダブルだろうがまして確立の低いアクセルなど必要なく、音楽とその表現力が私にはもっとも重要で曲のイメージがスコーンと入ってきてもらいたい。