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移ろいの中でⅡ 12月12日 廃棄物と金になる農業 追加

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 私は本を読まないので、書くときにどうするかというとリズムで書くようにしている。これは司馬遼太郎の本を読んだとき、このテンポの良さが読み手をひきつけるのだと感じたからだ。良い音楽同様文にも読みよい、入ってくるテンポ、リズムがあると思う。それに乗って書いていかないと文が進まないし、読み手は読んで居る途中につまずき先へ進めなくなるように感じるからなのである。一口にテンポといってもこれがまた難しい。心地よい文章のテンポとは心地よいマッサージのごとく、次々に心に届いてくる書き方というのだろう。ある時は細かく、ある時はわざと雑に書き興味を引かす。マッサージもいつも叩いてばかりでは気持ちよくないでしょう?時には叩き時にはさする、それが大事と私は思う。
 あとは息抜きの場を設けること、それがいいのか悪いのかは私は知らないし興味もない。話しているのと同じように書いていて、時には休憩もお笑いも息抜きも欲しいだけのこと。これもやはりテンポとリズムによるものだ。
 そして私自身が一番大事かなと思うことは、実はテクニックでもなければ言葉の難しさでもなく、自分の個性、自分らしさを出せるかどうかということだ。何度も書くが文の上手い人はいくらでもいる。大学院で文学を習っただの、専攻は文学部だの、仕事はマイナーなライターだのそれはいくらでもいる。勿論どの分野にでもそれは居る。その中で何を出すかというと自分の個性、色しか私にはない。テクニックで勝とうなんて最初からテクニックなど無いから勝負にならない。だからそれしかなければそれを出すしか存在理由は無いわけだ。どの文章を見読んでも、あああの人の文章だと思ってもらえればそれに越したことは無い。