赤い日記帳
2017年1月28日、晴れ。
流れ星の正体を僕らは知ってる。
先日、隣の奥さんに出産祝いを届ける用事があって、ベビー用品のお店に行った。
かわいらしい品々に自然と顔がほころんだ。
この曲も、生まれたばかりかしら。
めいっぱいの愛情と、心地よい期待を背負って、少し成長した姿で私たちの前に現れるのかな。そう思うと、胸にやわらかい気持ちが広がって、楽しみで仕方がない。
考えてしまうのは。
もし贈り物をするのなら、私はmerrychristmasの様な音を贈りたい。いや、少し違うのだけど、夢の飼い主の様でもあるし、わからないけれど、水彩画のような色彩の音を贈りたい。気に入ってくれるか、もっと似合うプレゼントがあるかもわからないけれど、今わたしが贈りたいのはそんな音。
優しくて切ないメロディ、自分から生まれてきたものが、そんなに眩しく見えるのって訝しく思うけれど、それ以上に、これまでだって輝いていたから、疑いようがない。
手を伸ばしてみたい。
わたしも物語をはじめたい