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赤い日記帳

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2月26日、予報は晴れ。

arrowsの続き。虹の橋という詩があった。
動物が好きな方にはお馴染みの散文詩らしい。

最近 出来ないことばかり考えてきた。
何でこれが出来ないんだろう。
あの時どうすれば良かったんだろう。
これからどうしたら良いんだろう。
何処に行きたいんだろう。
何が逃げなんだろう。

今日、夢を見た。
季節は今と変わらなかったけど、時間は大学四年で、
学校に行こうとしていた。何処にも行くあてがなくて、
何にも持ってなくて、後悔ばかりだった。

そして今、持っているものに気付いた。
選んできた理由。成し遂げたもの。目指してきたこと。
目が覚めて、彼の顔を見て少し泣いた。

ここまで来るために歩いてきたんだ。
何処にいるか分からなくても、
正しいことを信じて選んできたんだ。
だから始めることだって出来る。
ここまで来たんだもの、次はきっと上手くいくんだ。

10日の夜と、彼らが今の私の年齢時分に出したアルバムを思う。
選んだんだ、まだ行くんだ。

ありがとう


作品名:赤い日記帳 作家名:こじはん