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「舞台裏の仲間たち」 49~50

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 ちょうど朝のシャワーを浴びて、浴室から戻ってきた貞園の
無防備なお尻を、亀田社長がぬけめなく素早く手で触りました。
「きゃっ」と思わず悲鳴をあげる貞園を尻目に、いつものように片手をあげて、じゃまた後ほどと、笑いながら部屋をあとにします。


 「あのどスケベったら、もう、大っ嫌い。」

 濡れた髪を乾かしながら、貞園が思いっきりふくれています。


 「そんなに怒るなよ、
 おかげ今朝からの予定がキャンセルになった。
 亀田社長の朗報には、正直こちらが感謝をしたいくらいだ。
 おかげで気兼ねなく朝から貞園と出掛けられることになりそうだ。
 軽くお尻を触られたくらいなら、いいだろう、
 減るもんじゃないし」

 バスタオルを胸の前で大きくまとめたまま、ドライヤーで
長い髪を乾かしていた貞園が大きく目を見開いて、ひときわ高い抗議の声を上げています。

 「とんでもない!
 さっきはかつてないほどの乙女の大ピンチだったのよ。
 あいつったら、私がノ―ガ―ド状態だったのを一目で見抜いたわ。」
 
 「ノ―ガ―ド?
 なんだいそれ・・・・一体どういう意味だい?」


 「見たい?  一目瞭然だわ」

 ほら、と笑いながら貞園が胸の結び目を解き始めます。
どうぞと言いながらくるりと回って背中を見せると、勢いよくバスタオルが
ハラリと部屋の床に舞い落ちました。
驚いたことに、シャワー室から出てきたばかりの貞園は、
下着一枚つけていない、生まれたままの全裸状態です。

 「前も見たい? 」

 鼻にかけた貞園の媚びる声を無視して
あわててバスタオルを拾い挙げると、貞園の細い腰に後ろから巻きつけました。
もっと上までしっかりと上げて頂戴よと、貞園が振り返えります。
わかったよと応えて、まだ濡れて温かい背中越しに、
貞園の胸のふくらみあたりまでバスタオルを持ち上げます。

 柔らかい貞園の指が私の指ごとバスタオルを受け取りました。
上目使いの媚びるような頬笑みを見せた後、
この子はまた、胸の前でまた大きな結び目を作り始めます。
まったくこの子は油断がなりません。
調子に乗ったこの台湾の18歳は、時として無邪気に脳殺ポーズを見せる
小悪魔に変身をしてしまいます。