コメントのススメ
そこに愛はあるのかい?
ここからは、作品を投稿しているユーザー向けになります。
公開している自作品に対し、辛口コメントが寄せられたとします。
助言を欲していないのに辛口コメントが寄せられた方。
いい機会として、助言の内容を吟味すると良いでしょう。
何も分かっていない、と相手にしないのもまた良いでしょう。しかし、意見をいただけるなんてことは滅多にないことですから、攻撃された、ような受け取り方はせずに、そういう考え方もあるのだな、と自分のプラスになるようにしましょう。
コメントそのものが不愉快であれば、相手のところに怒鳴り込んだりせず、さくっと削除すれば良いのです。相手は、都合の悪いことには耳を塞ぐのか、と思うでしょう。ですが、欲していないのに価値感を押し付けてきているわけですから、お互いさまなのです。お互いさまであるのにも関わらず声を荒げるのは、状況が見えていない証拠となります。
お互いに関わらないようにするのが吉です。
しつこくコメントを寄せられる場合は、助言を必要としていない旨を丁重に伝えると良いでしょう。
助言を欲していた方は、おめでとうございます。
あなたの上達の手助けをしてくださる奇特な方が現れたのです。
逃がさぬようにしっかりと食いついて、根掘り葉掘り質問攻めにしましょう。
質問に対しての返答が得られなかった場合は、残念でした。そのコメントを書いた方は、あなたの上達を手助けするためにコメントを残したわけではなかったのです。
質問に対する返答が得られないということは、コメントを残したあと、あなたがどう反応するかには興味を持っていないということです。そのコメントを書いた方にとっては、コメントを送信した時点で終了していることになります。
つまり、あなたのことは少しも考えていないのです。
非常に残念なことですが、その場合の助言はほぼ役に立ちません。あなたのことを考えてのことではないので、読み込みが浅く、誰にでも見て取れる表面的な欠点(に見えるもの)を指摘しているだけ、といったケースが多いのです。
あなたが何を書きたかったのか、ということを汲み取ってくれていません。
読み取ろうとしていないのですから、あなたが表現できていなかった、ということとはまた別の話です。勿論、読み取ろうとしない相手にも伝えられるように表現力を磨くことも大事なことです。繰り返しになりますが、何も分かっていない、と捨ててしまう前に何を言っているのかを理解するように努めることを忘れてはいけません。
両者に共通することですが、辛口コメントをしてきた相手が、ほかにどんな作品にどんなコメントをつけているのかを確認しておくことをオススメします。
どういう価値感を持つ人からの助言なのか、ということを知っているのと知らないのとでは、助言の内容に対する理解が激変します。
コメントだけではなく、どういう話を書いているのかも確認しておくと良いでしょう。
間違えてはいけないのは、仕返しのための粗探しではない、ということです。
貶められた仕返しをしたい、と考えて行動するのであれば、コメントを削除して忘れてしまうのが良いです。創作という作り出す行為ができるのですから、引き摺られる時間がもったいないです。どうしても我慢ならないのであれば、その怒りを創作意欲に転換する方法を見つけ出しましょう。言い争いの果てに言い負かしたとしても、何も得られません。
相手はどういう話を書いているのかを確かめる上で、避けられないことがあります。
「読み専」と呼ばれるユーザーです。
次項は、「読み専」についてのお話になります。