コメントのススメ
上手なコメントを書きたいんです！
コメントに美しさや正しさは必要ではないと書きましたが、だからといってルール無用というわけでもありません。
大前提として、ネタバレには注意が必要です。
人によってはネタバレＯＫということもありますが、これから読む人の楽しみを奪ってしまう可能性があることを忘れてはいけません。
思いやる気持ち、大事です。
さてさて、ここからは「コメント＝感想」と仮定して進めます。
感想には大きく分けて二種類あります。
「面白かった」と「面白くなかった」の二種類です。
二種類といった直後ですが、ここでは四パターンに分けることにします。
●パターンＡ
面白かったんだよおおおぉぉぉぉ……というあらぶるパッションを伝えたい、しかしどう見ても変態じみた内容になってしまっている。
そんなときは、ストレートに「面白かったです！！」の一言を書いて、「！！」に思いを込めましょう。数を増やせということではありませんよ？
やっぱりコメント送信はハードルが高いと思われる場合は、せめて「いい作品！」をクリックしましょう。
●パターンＢ
鼻息が荒くなるほどではないけれど面白かったよ、という場合は「いい作品！」をクリックしましょう。せっかく実装されているのですから、大いに活用しましょう。
ユーザー登録していなかったり、ログインが面倒、という方には、「登録しましょう！」「ログインしましょう！」と回し者のようなことしか言えないですね。
●パターンＣ
面白かったわけでもないし、面白くなかったわけでもない。そんな「どちらでもない」という状況になるのは、そうそうあることではありません。同じ作者の別作品を読んでみると、新たな発見があるかもしれません。
もしくは、ジャンルを変えて新たな物語を探しに行ってみてはどうでしょう。
ベタな文句ですが、「きっと貴方が気に入る物語があるはずです」
●パターンＤ
面白くなかった、読む価値はなかった、そんな場合もあるかと思います。
そのときは、そっとブラウザを閉じましょう。そして深呼吸をして、記憶から消去するのです。それから、また新たな物語を探しに行きましょう。
価値感というのは、千差万別人それぞれです。
「Shift_JISで書いたものをUTFで表示した？」と思ってしまうような、言葉として読み取れないものではない限り、何かを感じる人がいるものなのです。
「面白くない」とコメントするのは簡単です。何も考えなければいいのですから。
ただ、作者はどこがどう面白くなかったのかを知りたいと思うでしょう。訊ねてくるかもしれません。そんなときに、具体的に説明できるのであれば「面白くなかった」とコメントしても良いでしょう。価値を見出せなかった作品とその作者に時間を費やす覚悟があるのなら「読む価値はなかった」とコメントしても良いでしょう。
私なら、そんな無駄なことはやりませんね。
四パターンほど書きましたが、動機が違えばそれだけ種類があります。
たった五回「パターン」と書いただけでゲシュタルトが崩壊してしまいました。
深夜のテンションとは恐ろしいものですね。
まとめです。
読んで面白かった作品には「面白かったです」の一言でもＯＫ。
そうではなかった作品には何もしない。わざわざ「つまらない」なんてコメントするのは無駄な労力です。
そしてそして、「いい作品！」機能を活用しよう！
ほんとに回し者じみてきましたが、黄金のお菓子とかは貰ってないです。
次項は、批評コメントについてのお話です。