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超ミニ生足姫女

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 ひとしきり感涙にむせぶ女、突然Kを見上げた。
 「・・もしかして、貴方もクリスチャン?」
 慌てて首を振るK、しかし咄嗟にフォローした。
 「周りにキリスト教の方がおられないんで・・しかし、興味があります。」
 「まあ、嬉しい!」
 仲間と思ったのだろう、姫女は心を開き自分のことを語った。
 「私の両親はクリスチャンなの・・お父さんは昔怖い人だったけど、クリスチャンの母に出会って回心したの。だから私は幼稚園からミッションスクールよ。イエス様は大切な人。朝夕の礼拝を欠かさないわ。だから門限が厳しいの。この間慌てて帰ったでしょ、夜の礼拝に遅れたくなかったの、ゴメンね。」
 ゴメンと言われてKは怪訝な顔をした。今日の清楚な姫女なら飛んで帰るのが納得できる。あの時は超ミニの生足、しかも強烈カモシカキックである。妖艶生足女が礼拝のために飛んで帰る??Kは腑に落ちなかった。
 「あの時、君の超ミニは挑発的だったよ。あんなファッションで礼拝すれば、イエス様もよろめくんじゃない。」
 姫女はばつの悪そうな顔をした。
 「・・実は私、バツ1なの。前の彼と神の思し召しで結婚したんだけど、お父さんと合わなくて、赤ちゃんも出来なかったし、色々あって別れたの。・・だから、分かるでしょ、時々男の人が恋しくなるの。・・そんな時はミニスカで外出してしまうわ。」
 「お父さんは自分が離婚させたと思っているから、私が遊んでも何も言わないわ。門限を守って礼拝さえすれば・・」
 清楚なワンピースお嬢さん、敬虔なクリスチャンがあっけらかんと「バツ1」、「男が恋しい」、「ミニスカで遊ぶ」と語る。驚きと嫉妬で口走った。
 「君は挑発ミニで男遊びしている。僕はまんまと引っかかり、満足させられなかったから強烈カモシカキックを喰らったんだ。」
 姫女は真っ直ぐ見つめている。瞳は何の汚れもなく天使のようである。
 「信じて!私は誰とでも遊ぶわけじゃないの。遊ぶ人はイエス様の思し召しなの。ほらこれ、この十字架、遊ぶ人はビビーッと電波が出るの。この間の貴方は強力な電波が出たわ。だから私はついていったのよ。貴方と遊んだのは神の思し召なの。・・信じて!いい加減な女じゃないわ!」
 神の電波で男と遊ぶ、つまり寝る。これほどいい加減な話はない。しかし、姫女の澄んだ瞳で言われると本当に思えてくる。ヤバイ、ヤバイ、洗脳されそうだ。今夜の目的はラブラブでリベンジすることである。気持ちよくさせるために逆らってはいけない。ダテ眼鏡に手をやると、女の手をかしずくように頂いた。華奢な手がグッショリ汗ばんでいる。Kは唇を当てると驚いてみせた。
 「コレ何?・・アッ来た!ビビッ!凄い、電波が来てる?!」
 咄嗟の演技である。ところが、姫女は嬉しそうに頷くのである。
 「来てるでしょ、来てるでしょ、分かる?・・イエス様を首にかけた途端、ビビッて来だしたの。神様の思し召しだわ。身体が熱くなってきた。」
 そう言えば、顔がピンクでのぼせたようである。
 「その気じゃなかったから、ワンピースで来たのに。・・困ったわ、どうしましょう。」
 シメシメとほくそ笑むK。何と!女がスカートを持ち上げてパタパタ扇ぎだした。ああ、あのエロい太ももが丸見えである。目が点になり、Kの一物が敬礼した。
 ちょっと失礼、女が化粧室にむかった。そくざに追いかけるK。前回とおなじである。行灯に照らされた女が火照った面持ちで近づいてくると立ちはだかった。
 「・・イエス様の思し召しだよ。どう?」
 姫女が猫のように身体を寄せてきた。肩を抱くK、もち肌の頬もうなじも真っ赤である。女のフェロモンであろうか、とろけるような匂いがたっている。甘えるように頷いた。
 「・・優しくしてね。」
 二人は例のラブホテルに直行した。
 前回のような失敗は許されない。部屋に入ると、Kは花嫁のように抱きかかえベッドに運んだ。はやる気持ちを抑えながら長い長い口づけをした。女は目をつむり胸をときめかせ初夜のように燃えていった。どれくらい舌を絡ませていただろう。
 身体を起こすと、ユックリ薄皮を剥ぐように衣装を脱がせていった。汗ばみ火照った女は早鐘の動悸で待っている。それにしてもこの身体!女らしいなで肩、こんもり脹らんだ乳房、サクランボのような乳首、くびれたウエスト、豊かな腰回り、真っ直なカモシカ足。女神のように神々しい。思わず十字を切った。おお、神様!
 おもむろにカモシカ足を持ち上げると足指に舌を絡めた。一つ一つ丁寧に舐めていく。Kの唇がゆっくり足先からふくらはぎ、ふくらはぎから太ももへと愛撫していく。舌が柔らかな太もも、その内側を舐め始めた時、女は喜悦で身体を震わせた。Kの一物が猛っている。マダマダ、マダマダと念じながらKの舌が深奥にいたった時、女はア~ッと喜悦ししがみついてきた。
 早く、早くとせがむ女はカモシカ足をKの腰に絡めた。我慢出来なくなったKが押し込むや、女は絶叫しながら腰を動かし出した。余りの激しさにKが爆発し、女が呻いてのけ反るのは同時であった。登り詰めた二人はその後も何度も何度も頂点を極め、そのまま失神してしまった。
 二度目のセックスでKは見事にリベンジしたのである。



 Kは就職氷河世代で契約社員だった。
 就職に失敗したのは、三流大学で遊び呆けて卒業が遅れたせいだと思っているが、何しろ親がうるさい。親は大学を出れば正社員になり結婚し家庭を持つのが当たり前だと思っているから、彼は落ちこぼれで家族の恥である。当然実家には近づかない気ままなひとり暮らしで、契約社員が結婚対象になりにくいのを逆手にとって脳天気なチャラ男生活を続けていた。
 姫女と遊んだ翌週であった。
 突然、課長に正社員候補だとささやかれ、長期の地方出張を命じられた。願ってもないチャンスで、姫女と会えないが仕事を頑張ろうと張り切った。彼女に告げると応援するから頑張ってと言われ遠距離交際が続いたが、ある日突然連絡が途絶えた。
 契約社員だと告白すると縁を切られるのはこれまでもあった話で仕方無いかと思ったが、強烈な姫女に惹かれていただけにショックだった。しかし、会ったのは二回で名前も知らず、連絡が途絶えると諦めざるをえなかった。
 姫女を忘れようとがむしゃらに働いて二ヶ月、出張から帰宅し爆睡していると叩き起こされた。何と!あの姫女が泣きはらして立っていた。彼女が言うに、子供が出来たから父さんに会って欲しい。強面の黒スーツ男の車に乗せられ、こうして女の家に向かっている。目を瞑ったままKは考えた。
 本当にオレの子供だろうか?オレの子供だとしたら・・Kに思い当たる節があった。姫女との最初のセックス、強姦まがいに襲った時、逆上してゴムを付け忘れたのである。2回目はゴムを付けたから、妊娠させたとしたら最初の時である。・・どう責任を取ればいいのだろう。
作品名:超ミニ生足姫女 作家名:カンノ