昭和の旧車名車とともに 第一部
少し話がそれますが山岳サイクリングが好きな私は高校になった時、今は無き友人とバイトで買った自転車で日帰りサイクリングでこの寒霞渓に行きました。
毎日10数キロを自転車で新聞配達やっていたので太ももは競輪選手のよう、凄い坂でも平気で登り、下り坂を車と競うかのようにいい気になって下ると曲がり切れずガードレールに激突!!自転車ロードレースをテレビで見ると同じようなシーンが出てきます。フロントリムが変形しましてね。一回はずし路面にリムをダンダンと叩きつけとりあえず直、し振れるリムで帰った思い出があります。往復100kmはありましたか、若いから平気でしたし、怖いもの知らずでしたね。
その凄く急な上り坂にこの四人乗りのフェローが差し掛かりますと、いくら軽四最高馬力でもローでようやく登る程度、回転を上げてセカンドに入れるとパワーダウンで登りません。たまりかねた兄が義姉に「お前降りて後ろから押せ」と半分本気モードで言います。当然後ろには白い煙がもうもうと上がっております。正直私が降りて押そうかと思いましたよ。
あえぎあえぎ止りそうなスピードで坂を登り、ようやくお猿のいる銚子渓へ、母が抱いていたポメラニアンに猿がおびえるという理由で犬は車内へ置き、観光。その後寒霞渓へ行きました。
数年前近くで開かれているイベントでパレードをするというのでそのコースになっている龍河洞の近くの道で待っていましたらいつになってもやって来ません。これはコースが変わったのだと思い後で聞いてみますと「あの坂をこの車が登るのはきつい、登っても今度はブレーキが心配なので取りやめた」との回答です。
車が若かりし頃でも、きつい坂は厳しかった、懸命な判断かもなと思ったものです。それでもうちの360は平気で走りますけどね。
秋の寒霞渓は紅葉が美しくドライブには最高ですが、渋滞はどうなのかは知りません。
一度秋にオープンで行ってみたいと思う場所のひとつです。
フェローSSも好きですが、当時のダイハツのプロトタイプP5、P7にとても興味がありますね。
作品名:昭和の旧車名車とともに 第一部 作家名:のすひろ