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むかしむかしのことである。
全てを闇に閉ざさんとする魔王によって、世界は混迷の内にあった。強大な魔王の力の前に多くの人間が死に、もはや世界の滅亡は避けられないかと思われた。しかし、現れた一人の勇者が命と引き換えに魔王を倒し、世界から闇の脅威は去った、はずだった。
平和が続いたのはほんの一時のことだった。一度は倒されたはずの魔王が復活し、世界を再び闇に閉ざそうと動き始めたのである。伝説の勇者はすでに亡く、魔王に対抗する術はもはや存在しないかと思われた。
　そんなとき現れたのは今は亡き伝説の勇者の息子である二代目勇者であった。彼は父親と同じように魔王と戦うことを決意したのだ。そして長い旅路の末、勇者とその仲間である盗賊、魔導師、僧侶の四人は、多くの敵を倒し、ついに魔王の元にたどり着いたのだった。
　そして今、世界の命運を賭けた最後の戦いが始まろうとしていた････････