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終焉で見えた原点

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ずっと距離を感じて、きっと自分でも保ってしまい・・・

馴染めなかった父。

好きになれなかった父。

かなり強い憎悪すら感じた頃もある。


そんな父が介護施設に入る頃から父と話が出来るようになった。

会いに行くと父はとても喜んでくれて、色んな話を何回も話してくれた。

弱って行く父は以前のような憎まれ口は一切無くなり、愛おしく感じられた。


そんな父が先月には「俺もそろそろおしまいだよ」と口にした。

「そんなこと無いよ」と言葉を返しつつも気になる一言だった。

作品名:終焉で見えた原点 作家名:淡水