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疾風の騎士

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「次は、俺だ。俺は、家城 渉。エレクトリック族だ、よろしくな。それで今日の放課後集まる事に何かなったからあの子も連れてきてよ」
あの子とは勿論、箒を指している。
「じゃあ言ったからな、ちゃんと来いよ」
こうしていきなり現れた新たな仲間と放課後集まる事になった。訳も分からず

意外にも早く放課後が来た。そしてあの2人が俺と箒の所に来た。
「では行きますか」
「あぁ、で何処行くんだ」
「実は、俺も知らない。まずは、杉山先生の所に行く事になっている」
「「えっ」」
そう、さっきの事で先生に会うのがかなり気まずな。だが涼太達が理由も分かる訳無く職員室に行く事になった。
コンコン、ガラァァァ
「失礼します、杉山先生いらっしゃいますか?」
そう言って俺たちの事は、気にせず涼太は、先生を呼んだ。と言うか呼んでしまった。
「おぉ、待っていたよ。じゃまず人の居ない所にでも行くか」
付いて来てそう言われたので訳も分からず着いて行ってみた
そこは、保健室の先にある、今は誰も使っていない教室だった。
「まっ取り合えず座ろうよ」
座った場所は、教室の中心。俺が左前で箒が右前、後の2人も俺ら2人の後ろに着いた。
先生は、勿論教卓の所に居る。
「じゃ話すけど、君達自己紹介は、したの?」
「蒼牙にはしましたが箒さんには、まだしていません」
「そうか、じゃ話す前に少し時間取るか。その間に済ましておいてね」
そうして涼太と渉は、箒に自己紹介し始めた。・・・あれ、それで俺は、何をすればいいんだ
考えていたら何と!
「そうだ、蒼牙くん聞きたい事があるからちょっと廊下に来て☆」
うゎ、テンション高!!絶対あの事だよ、ある意味怖いな先生は
そう考えながら蒼牙は、廊下に出た。
「では、単刀直入に聞こう」
「今日の話ですよね。あれは、箒が風邪みたいだったから倒れない様にしていただけです」
「へぇ~そうか、でもその話よりもっと聞きたい事だよ」
(えっ?何だろう、まさかの戦力外通告!?)
次に指を指されながら言われた言葉に俺は、動揺を隠せなかった
「正直箒の事をどう思っているか」
「えぇ~、それは、どうゆう意味でですか?」
「そのまんまだよ」
う~んと暫く沈黙が続いた。そして蒼牙は、話し出した。
「そうですね。箒は、おしとやかで可愛いと思います」
「じゃ好きか、嫌いか、僕は、気にしないで正直に言って」
「それは・・・・好きです。昨日の事や今日の事で少しですけど・・」
「そうかそれが聞きたかったんだよ、じゃそろそろ入るか」
そして俺は、戻って同じ席に着いた。出来るだけ自然に装った、でも――
「あれ、蒼牙くん少し顔赤くない?」
少し動揺してしまった、今ので明らかにバレただろう
「はいはいそこ、俺の話を聞きなさい」
先生がそう言いだした。誰の性でこうなったと思っている。
「ではお互いに相手をよく知ったところで本題に行きますか」
そう言って俺たちにプリントみたいのを配りだした。ん、なんだこりゃ書いてある事が意味分からないな
「ここに書いている事は、絶対に他の人に話さないでください。同意出来たら名前を書いて下さい」
「えっ何でですか、このプリントなら普通に配ってもよかったんじゃあ?
だが先生は、チィ、チィ、チィと言って話し出した。
「じゃ聞くけど何のために人の居ない所で集まっているの」
そうか、整理すると人の居ない所で集まっている=異世界の話とゆう事になる
「説明すると君たちには、IWSPに入ってほしいとの話なんだよ」
3人は、意味が分からなかった。そう3人、箒は、驚いた顔をしていた
「な、何でですか。IWSPには―――」
そう箒が叫ぶように話した。俺たちは何が起きたか解らなかった。
そしたら箒は、廊下に走り出て行ってしまった。
「おい、ちょっと待て」
咄嗟的に俺も教室から飛び出して箒の後を追った
何かがおかしいと思ったから―――いや、ほっとけない感情が心のどこかに在ったから追っかけた
(何かおかしかったな、聞けたら聞いてみるか)
そう考えながら走り箒に追いつき肩を叩いた。
「おい、箒どうした。大丈夫か?」
そしたら箒が振り向いた。えっ、泣いている。
「うぉっ!??」
そして俺に抱きついて思いっきし泣いてきた。いきなりの事で色んな物が着いて行けなかった。
沈黙が続いた。けれど俺は、何も話さなかった。
まず、こうゆう時は、相手が泣き止むまで待つのが良い判断だから泣き止むまではこうしていた。
箒が泣き止むまでの時間が何時間たったかの様に長かった。
「ごめん、もう大丈夫だから。まずは、戻ろうか」
そう言ってすたすたと歩いて行った。
「大丈夫なのか?」
「うん、もう大丈夫―――戻りました」
「あぁ、待っていたよ」
先生が少し心配そうに言ってきた。
「俺たちも心配していたぞ」と後2人も言っていた。
いやいやゲームをしていて心配の欠片もねえな。受け狙いだと思うけど面白くないぞ
「大丈夫か、あの話に行くぞ」
「いいです。先生もいつも見たいなノリ気じゃ無いですから、大体の状況は、勘違いでしたね」
そう言って先生は、話し出した。
「簡単に言うとIWSPとゆうのは異世界人の集まり見たいのです」
はい、出ました~。先生の簡単で曖昧な説明。いまいち分からないよ。
そしたら何と箒が話し出そうとした。
「箒、あまり無理するなよ」
「もう大丈夫だよ」
「IWSPとは、異世界人が集まりブラッティと戦う為の組織です。そこに居れば異世界人だとバレて追われたとして
も組織が一つの国似たいなものですから手出しは、出来ない大丈夫になります」
やっぱり分かりやすいな。肝心な先生は、『そうゆう事』とか言っちゃってるし。
つまりまだ世界には俺等の存在は知らない人が多いって事だな。
「俺は、入るよ。『クラウン』とシンクロした時に決めたからな」
「あぁ、俺も入るぜ」
「おう、俺もな、早く誰もが危険を無くしたいからな」
そう言って他の2人もプリントに迷い無く名前を書いた。
「それじゃ今日は、もうおしまいです」
さようならと言って戻って行った。う~んとりあえず帰るか、そう思って帰ろうとしたら
「ちょっといいかい」
話しかけたのは、杉山先生だった。あれ、あんた職員室に行ったんじゃないのか?
「また聞きたい事があるんだよ。勿論箒の事」
(あんたは、これ以上俺に何がしたいんだよ)
そう考えていたがもう諦めていた。
「で、何ですか?」
「さっき出て行ったじゃないか、その時にあの話をしたのかを聞きたいんだよ」
「いや、俺は、何も聞かず落ち着くまでただ居ただけです」
そうかと言って先生が戻ろうとしたら
「お父さん、話してもいいよ。私は・・・もう大丈夫だから、それに蒼牙くんには、聞いてほしいから」
いきなり箒が出てきた。少しびっくりしたな。
箒の目は真剣でそれを見た先生も笑顔が消え、真剣な顔に成り出した。
「そうかい、じゃ話すよ」

「箒は約6年前に強制的にIWSPに入団させられてしまったんだ。でもその時の司令官がまるで人じゃなく、無理な事を強制的にやらされていたんだ、でもすぐに僕が入って総司令官も決まってその司令官も居なくなった。でも箒の心の傷は深くって未だに行きたがらないんだ」
作品名:疾風の騎士 作家名:森義文