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サイコ・PASS 火星開拓

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犯罪がない社会の怖さとは




 マイノリティ・リポートという映画が描くような犯罪がない社会でも、政治家など偉い人ほど悪人がいる。政治家そのものが精神病質だということがあり、彼らの犯罪係数は測られない。

 そして、野党議員の不可思議な死亡事件が続出するが、警察も手出しできない。さらに賄賂の横行も流行り、賄賂をおこなった犯罪係数が高い人が、突然、強盗殺人事件、一家皆殺し事件を行う。

 そのような事件はテレビやラジオでは報道されない。国家の威信がかっかっているから犯罪事件は秘密にされている。でも、多くの警察官は知っている。暗号化した情報を多くの探偵事務所や秘密裏に作られた自警団に流している。
 その結果、富裕層のほとんどの人は、犯罪件数0件のことを信じない。政府のことを全く信じない。でも、70年以上も同じ政党が政権を握っている。

 22世紀中頃の日本は平和である。犯罪が年間0件が、この50年間続いているが、実際は、猟奇的殺人が起きている。

 犯罪に対して無防備になる。当然、家には鍵をかけないで出かける。賄賂で犯罪係数を調べることを逃れた人たちは、犯罪者になり警察のお世話になる。


 あまりにも平和すぎるので、多くの人たちは政治に無関心。当然、投票率も低いので、ろくな政治家が選ばれない。

 理想郷と思える社会は、実は問題が山ずみなのである。