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ISSIYASU 前編

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恋がかなうとうわさの神社



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;シーン3/恋がかなうとうわさの神社
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;登校中
;!九条が起こしに来る
;登校中に彼女(鈴谷)を連れた由良を発見。
;↓
;教室
;伊吹、小鳩と話す。
;小鳩から恋がかなうとうわさの神社の話を聞く。
;↓
;放課後
;!どこに寄るか。
;すぐに帰宅。
;図書館に寄る。
;屋上に寄る。
;↓
;ダメ元で恋がかなうとうわさの神社でお祈りしようと考える。
;↓
;神社
;彼女が欲しいですと祈る。
;それを狐が影から見ている。

#IF$FLG002 = ON

;=======================================================================
;九条ルートに進んだ場合
;=======================================================================

※画面、黒

※小声で、
【??? ※九条】「たっくん、おきて……」
【磐手】「……んん」

休日だというのに何が悲しくて起きなくちゃならんのだ。

そう考えた俺はあくまで目をつむる事にした。

【九条】「困ったな……。きっとたっくんは今日が休日だと思ってるよ」

!?

※画面、通常
※九条、普通

■BG0001:磐手の部屋


【磐手】「なぜ分かった」

布団から飛び起きて葵を問い詰めたが特に気にした様子もなく、

【九条】「だってたっくん小学校の頃から金曜日をよく土曜日と勘違いして学校をサボってたじゃん」

葵は懐かしそうな顔をすると笑いながら部屋を出ていった。

【九条】「早く降りてこないと学校に遅れちゃうよ」

※画面、横ワイプ

【九条】「たっくん。あれみて~」

そういって嬉しそうに指差す先に猫がいた。

【猫】「にゃー」
【九条】「わー、たっくんにゃーって言ったよ」
【磐手】「猫か……。結婚でもしたらペットの一匹でも買ってみたいものだな」

※九条、照れ

【九条】「け、結婚なんて……。まだ早すぎるよ……」

急にオドオドしだした葵は何だかよく分からない事を言い出した。

【磐手】「ところで、部活の時間は大丈夫か?」

※九条、驚き

【九条】「わあ、大変。早くクラブ行かなくちゃ」
【九条】「たっくんまた明日ね」

そう言って葵は一足先に学校に向かって行った。

#ELSE
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;九条ルートに進まなかった場合
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■SE0005:目覚ましの音

目覚ましの音が遠くに聞こえる。

※画面、横ワイプ

ガバっと跳ね起きた俺は近くの目覚まし時計をとった。
もう鳴り止んでいる目覚まし時計の盤を見た俺は、

遅刻だっ。

パンを咥えると家を飛び出した。

※画面、横ワイプ

#ENDIF
【??? ※由良】「おっはー」

;おっはーは2000年の流行語大賞

古っるーいネタが後ろから聞こえてきた。

由良の奴め……。またしょうもない事を言いやがって。

呆れつつ俺は二人を振り返り見た。

※鈴谷、登場
※由良、登場
※鈴谷、普通
※由良、普通

……二人?

【??? ※鈴谷】「ごきげんよう。磐手さん」
【??? ※鈴谷】「お話はかねがね由良さんから聞いております」

流れるような紫のロングヘアー。
透き通るような透明な肌。
端正に整った顔。
しかし、そこには淡い笑みを浮かべていた。
彼女はこの世のものとは違ったミステリアスさをたたえていた。

あれ。この人……。

【由良】「ガッハッハ。とうとう俺にも春がやってきたのだー」

むさ苦しい叫びを上げる由良の横で相変わらず謎の女性は微笑んでいた。

【磐手】「おいっ。これはどういうことなんだ、説明しろ。」

その一言で我に返った由良はぽつぽつと話し始めた。

【由良】「だから~、あの時のハンカチの持ち主なの」
【由良】「よっしゃー。これで俺もリア充の仲間入りだ―」

一方的に言うだけ言うとハイテンションのまま学校に走り去っていった。

※由良、退場

【??? ※鈴谷】「待ってくださーい」

鈴谷というその女性は由良を追っかけて小走りに走り去った。

※鈴谷、退場

鈴谷さんって同じ学校の生徒だったんだ。
……。
羨ましくなんかないからなっ。

※画面、横ワイプ

■BG0005:教室

※伊吹、登場
※伊吹、普通

教室に入ると伊吹が一人教室にいた。
普段一緒にいる小鳩さんは居なく何だか寂しそうに腰掛けていた。
声をかけるべきか……

#SEL 購買に誘ってみる:シーン3_分岐1_1
#SEL 見なかったことにする:シーン3_分岐1_2

;=======================================================================
;分岐1_1:購買に誘ってみる
;=======================================================================

#IF$FLG001 = ON

昨日の事もあるし……。

俺は様子を探ることにした。

【磐手】「おーい。伊吹」

※伊吹、嫌悪

【伊吹】「何よ、変態」

取り付く島も無かった。

これでは購買に誘うどころではないので伊吹に昨日の出来事を説明した。

説明と言ってもあれが全てなんだがな……。

※画面、暗転
※画面、数秒後に正常

俺自身でも意味の分からない説明を延々と行なったがさほどの効果は得られなかった様だった。
しかし、俺は昨日のどの部分が伊吹の機嫌を損ねたのかよくわからなかった。

【伊吹】「ふんっ」

#ELSE

誘う場所が購買ぐらいしかない自分が恨ましい。

【磐手】「伊吹、購買いかないか?」
【伊吹】「購買? いきたくないわ」

取り付く島も無かった。
しかし、後ろから救世主が現れた。

※小鳩、登場
※小鳩、普通

【小鳩】「いいですわね~私、お昼のお菓子を持ってくるの忘れてしまいましたし」
【伊吹】「あーじゃあ私もいこうかな、お弁当あるけどクラブの時に食べる物欲しいし」

そう言って伊吹はこっちを見ると、

【伊吹】「あんたは関係ないんだからね。小鳩が行くって言うから行くんだから」

相変わらずよくわからん。

【磐手】「じゃあ3人でいこうか」

※画面、横ワイプ

■BG0004:学校の廊下

※伊吹、登場
※伊吹、普通

【伊吹】「あんたが誘ったんだからあんたのおごりだからねっ」
作品名:ISSIYASU 前編 作家名:なお