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超短編小説  108物語集(継続中)

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 こんなクラ〜イ趣味の告白収集、それでもランク付けがありまして、上のガン告白でやっと星三つレベルですかね。
 だけどいつぞやありましたね、品位のない絶叫告白が。
 ウーハッフッハーン!! 誰が投票しても一緒や! アアァーン! やっと議員になったんです! ヒョオッホーー!!

 これって、美しくはありませんが、かなり珍しいものでした。まあ星三つレベルかな?
 そしてやっぱり見付けたいのが、七つ星告白。そこで出掛けました、願いを必ず叶えてくれるという評判の招き猫神社に。

 残暑厳しい昼下がりに汗ばみながら参道を進みました。まず招き猫の石像が迎えてくれて、そこから霊験灼かな気持ちで本殿へと。ちょっとはり込み千円札を賽銭箱に入れ、まず嫁さんが見つかり、家族ができますようにと。さらに七つ星級告白が収集できますようにと祈願し、あとはフラフラと引き返しました。

 そんな時です、石像の陰から可愛い少女が飛び出してきて、唐突に「パパ、お家に帰ろうよ」とせがむのです。
 驚きました、私がパパとは違うよとすぐに否定したのですが、少女がシクシク泣き始めるものですから、私が虐めたのだと疑われそうで、近くの交番へと連れて行きました。するとですよ、しばらくして巡査が恐い顔をして、「役所で調べてもらったら、あなたが父ですね。こんな可愛い娘さんに知らん振りするとは、これは犯罪です」と睨み付けてきました。

「いえ、たまたまです」と返すと、巡査は顔を真っ赤にし、「たまたまはこの子の名前。それを知ってるのが何よりの証拠、児童虐待で逮捕だ!」とワッパを掲げました。これぞ万事休す、「たまたま、帰ろう」と幼子を家まで送って行く羽目になりました。