日常の非日常
老化現象
母が肩関節がどうにかしたらしく、腕が上がらなくなって久しい。
日々、イタイイタイ、と、口癖になってしまい、痛いの痛いの飛んでいけ~。と、肩をさすりながら肩もみも癖になった。
そんなある日、ワタクシの同級生のお母さんから朗報がもたらされる。
県内有数の整形外科のお医者さんが、同級生の旦那のいとこで、今度一緒に行こう! と、予約まで取ってくれた。
頼れる同級生(のお母さん)である。
もつべきものは、友(の優秀な親戚)だ。
「なんだろうね。これ」
と、忌々しげに、肩をもみもみしているものだから、今日行けば、原因が分かるといいね~、と、暢気に返事をしてみた。
どうせ分からないんだ。と、ちょっと拗ね気味に言うものだから、そんなこと、いうなら、こっちだって言い様がある。
「老化だよ。老化」
「なんか言ったら、すぐに、老化とか加齢とか言われるんだよ」
「歳が歳だからね」
「うちは、あんまりロウカ掃除しないからかな」
一瞬、何の話かと思った。
「廊下、掃除したら直りますか? って、聞いてみたら?」
ニヤニヤしながら言ってみたら、
「カレーもつくって食べようか」
と、返された。
母の域まで行くのは、まだまだ、修業が足りなひ。
(H27.6.8)