The Evangelion -missing link-
「……ふん」
彼の性格は大体解っているつもりだった。
自分の趣味に付き合わせるように思えて言い出せなかったのだろうというのは彼女にも判った。
彼が断られるのが怖くて言い出せなかったのだというところにまで彼女の考えが及べばよかったのかもしれない。
しかし、生憎自分を一人置いて行った事に腹をたてるばかり。
再び空が光る。
窓の外を見ているうちに彼女の眉が段々と顰められていった。
作品名:The Evangelion -missing link- 作家名:*咲神トト*