短編小説
幸せな時間
「まだかな〜」
大好きなあの人を待つ時間
とっても幸せな時間
早く帰って来ないかな。と時計をチラチラ。
「お腹減ったな〜」
おあずけ状態な晩御飯までの時間
ちょっと切なくなる時間
だけど一緒に食べた方が美味しいでしょ?
「仕事大変なのかな〜」
あなたを心配する不安な時間
毎日恐怖な時間
時計を見ながら心がハラハラ。
「ただいま〜」
帰って来たっ!
さぁ早く抱き締めて。
一番に抱き締めて。
遅くなってごめんね。なんて言葉はいらないから、まずは抱き締めて。
あなたの帰りを待つ時間…
夕飯を目の前に切なくなる時間…
無事に帰ってくるか不安な時間…
全部ぜぇんぶ大切な時間…
早くその扉を開けて笑って…
あなたの笑顔で全て解決だから…
幸せも…
切なさも…
恐怖でさえも…
あなた無しにはありえない感情だから…
だから笑って…
そしたら私も笑って言うから…
「おかえり」
終わり