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海野ごはん
海野ごはん
novelistID. 29750
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キャンドルで君が脱ぐ

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ジャズダンスを習ってるせいかルミの踊りは上手だった。
腰をくねらせ色っぽく踊る。
「いつ脱ぐんだい・・」
「あせっちゃダメよ・・・一緒に踊ろうか・・・」
白い長い手袋グローブをした指で手招きする。
僕は立ち上がりルミのそばに行き、片手で細い腰を抱き、もう片方の手で彼女の手を取り音楽に合わせて左右に揺れた。キャンドルの揺らめきとルミの色っぽさに僕の下半身は興奮している。
「何か当たってるわよ・・」
ルミは、太腿に固くあたる何かを知っててわざと聞いてきた。
「あ~、これね・・・僕もポケットの中にキャンドルを持ってるんだ。後で火をつけてくれないかな」
「ふふっ、ばかね・・」
僕は固くなったキャンドルをルミの体に押し当てた。


「ハイ、じゃぁ、これからがショータイム。またそこに座って」
僕は女王様に命令されるまま、またソファーに腰を落とし彼女を目で追いかけた。
曲が替わり、サックスの音が心地よい音楽になった。
ルミは口元に笑みと少々の恥じらいを見せながら、また踊りだし、どこで習ったかは知らないがストリッパーのようにゆっくりとまずサテンのグローブから脱ぎだした。
勿体つけるような脱ぎ方にいやらしさがある。

そして指先から離れたグローブをベッドの方に投げ捨てると、近くにあった先ほどのキャンドルのひとつをふっと息を吐いて消した。
「エッ、もしかして脱ぐたびに消していくの?」
「そうよ・・・何枚脱ぐのかしら・・・」
「ひゅぅ~」僕は口笛を吹いた。そしてキャンドルの数を数えてみた。
火がついてるキャンドルはあと8個だ。僕は想像した。手袋が1枚、ドレスが1枚、ストッキングが2枚、ガーターベルトが1枚、ブラジャーが1枚、ショーツが1枚・・
これで7個のキャンドルが消える。
あと1個のキャンドルがついているうちに彼女はすッ裸になるはず・・・
どうするんだろ?

すばやい計算といやらしい想像をしてるうちにルミは2枚目の手袋を脱ぎ、また消した。
そして、近づいてきては僕の頬をなでてゆく。次はドレスなのか・・・。
もったいぶりしながら腰をくねらせ、いやらしく踊る。
予想通り次は、ルミの体から黒いドレスがするりと落ちた。
足元に落ちたドレスを足で僕の方に放りやる。
裸に近いルミの体を見ているところにうまい具合に、ドレスが飛んできた。
手に取ったドレスからは先ほどまで着ていたぬくもりと、甘い香水の香りがした。
そしてキャンドルの火を消す。