白い日記帳
第3話 男の子・女の子
それから月日は流れて、
私達は小学生になった。
この頃から、いろんなものが少しずつ変化していく。
今までは男の子も女の子も
分け隔て無く遊んでいたのに、
いつの間にか……
男の子は男の子と。
女の子は女の子と。
別々に遊ぶようになった。
私の周りも、当たり前の様にそうなっていったが
私達三人の関係は変わる事は無かった。
学年が違うというのもあるだろう。
朝は三人で登校をしたし
帰りも一緒に帰ってきた。
それでも……少しずつ一緒にいる時間は減っていく。
年を重ねれば重ねる程…。
みっちゃんと幸ちゃんが小学四年生になる頃。
二人はクラブのサッカー少年団に入った。
朝早くから練習をしたり
放課後も遅くまで、グランドで走り回ってた。
そんな二人を何だか遠くに感じて悲しくなった。
「みっちゃん……今日も遅くまでサッカー?」
「うん。」
「そっか……。」
「……芹那も見に来いよ。終わったら一緒に帰ろう。
…………あっ…でも見てるだけじゃ……つまんないか…?」
「ううん、行く。待ってる。」
それから私は毎日二人の練習を見に行っていた。
チームの子とも仲良くなって
いつの間にかマネージャーの様な事まで任されるようになった。
その時は、ものすごく嬉しくて。
二人と一緒にいられると思うと、嬉しくて仕方が無かった。
あの時……みっちゃんが声をかけてくれなかったら
こんなに楽しい学校生活は送れなかった。
みっちゃんのお陰で……
充実した小学生生活を送ることが出来た。
続く→