白い日記帳
第１８話 運命の旅路
２月２日
明日から修学旅行。
みっちゃん達と離れるのは淋しいけど
すっごく楽しみ。
今年は学校の都合で、
例年よりも少しだけ早い修学旅行。
私は胸を弾ませながら、荷物を詰める。
場所は去年と同じシンガポールだ。
（二人のお土産何にしよう？）
二匹のマーライオンを眺めながら思う。
自然と笑みがこぼれる。
私はこの旅行が終わってから、
やろうと決心した事がある。
バレンタインのチョコレートと一緒に
みっちゃんに告白する事。
みっちゃんが大学生になったら…
今までみたいに一緒にいられる時間は少なくなる。
サークルに入って、彼女が出来ちゃうかもしれない……
そんなの嫌だから……
今まで隠してきた気持ちをぶつけよう…と思った。
みっちゃんは…どんな顔をするだろう？
笑って『俺も』って言ってくれるかな？
もし……
もし私と同じ気持ちじゃなくても…
今まで通り…傍にいさせてくれるかな？
期待と不安でいっぱい……
帰ってきたら……一番に言うよ……
今まで言えなかった言葉を…
ずっと言いたかった言葉を…
『みっちゃん……ずっとずっと大好きでした。』
続く→