小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

青いバラは遅く咲く

INDEX|3ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 

・・・・・・・。
重い。
暖かい。
懐かしい暖かさを感じて私は目を開けると、
私は何か白くて暖かいものに包まれていた。

「・・・・・・・?」
「ここは孤児院だよ。天国ほどではないがすばらしいところさ。」
声が聞こえた方に顔を向けるといかにも母親という感じの女性が扉の近くに立っていた。

「イヴがお前さんを持って帰ってきたのがここでよかったよ。もし町医者なんかに連れて行けば、殺されていただろうにさ。」
そういって、その女性は笑って、ここがサンデイ夫妻の経営している孤児院だと説明を受けた。

「うぅん・・・。」
反しているうちにうめき声が聞こえて、少女が起きた。
そして。

「あたし、いーゔりんっていうの。よろしくねー!」
それが私の大切な宝物との初めての記憶である。

作品名:青いバラは遅く咲く 作家名:影崎彼方