Switchs
第二章 好きになれること
僕が君に出逢ったのは
そうだな・・・もう２０数年前。
僕は結婚して、子供も出来て。
それでもなんか物足りなくて
そんな時僕は君に出逢った
僕は君の虜になって
僕は毎週毎週君の元に通った。
君と接していると
気持ちは上向き、身軽になり
生きてる実感が得られた
君と離れた後の心地よい疲れ
それも好きだった
行く度に君は僕に無理難題を押し付ける
僕は死にそうになりながら
生きてる実感を味わえた
生き続けたいと
もっと君を味わいたいと
回を重ねる毎にくっきりと描かれて行く
この世の美しさ
厳しさ
優しさ
愛おしさ
君を通して
僕は次々と感性を開かれて行った
どんなことがあっても
偏ること無く
僕を問い続け
僕を試し続ける
君は全てを輝かせ
回りを浄化する
何時か僕も君のような存在になれたらいいな
君は川
そして僕はカヤックに乗って
今日も君に会いに行く