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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「夢の中へ」 第九話

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「まどかは夢に現れた武将に連れ去られ藤次郎様の傍に置いてゆかれました。何も知らない藤次郎様と生きて行くことになり婚姻し、藤子を生みました。
幸せに暮らしてはおりますが、母や父、弟の事は忘れたことがありません。遠い記憶に豊臣秀吉と言う武将がこの時代に国を治めると聞かされました。木下様がその人物であるのかと勘違いしたようなのです」

「そなたの記憶とは誰に聞かされた記憶なのじゃ?」

「学び舎でございます」

「なんと!学問を習うところでそう教えられたと言うのか?」

「はい」

「では、信長様はどうなるのじゃ?知っておろう」

「詳しくは聞かされておりません。私はそれほど国を治める人たちに関心がなかったのですから」

「そうであったか。豊臣秀吉なる人物が誰なのか・・・推測するしかないようだな」

光秀はそう言ってこの話はこれ以上聞かなかった。
数年後に木下藤吉郎からの文に改名したことが書かれてあって、その名前に「羽柴秀吉」と書かれてあることに光秀は驚かされた。

「羽柴・・・秀吉とか!まさか豊臣と姓をこの先変えるというのか!」絶句した。