蒼空の向こう
「先生の机はアレです。」
「そうそう・・・先生が来るからって、昨日、末永達がぼっくり屋から買って来たんですよ・・・大きすぎますか?」
「吉田係長・・・ぼっくり屋は余計でしょう・・・ハハ・・・先生、すみません。予算が無くて、こんなのしか買えませんでした」
※ ぼっくり屋=有名なリサイクルショップ
「これじゃ、特別待遇じゃないですか・・・」
「いいんですよ・・・先生は特別ですから。他に、必要な物があったら何でも言ってください。」
「何も無いですよ・・・ペンと紙があればOKです」
「ペンも紙も、倉庫に山ほどあります。好きな物をどうぞ」
「ハハハ・・・ファンシーグッズ?」
「駄目ですか?」
「いや・・・別に・・・ハハ」
「じゃあ、僕は下の事務所に戻りますから・・・これから宜しくお願いします」
「こちらこそ・・・」
吉田係長が階段を下りていった。
吉田係長がいなくなると、末永正雄が、照れくさそうに話しかけてきた。



