蒼空の向こう
「先生・・・やっぱり・・・貸すよ。良子、いいだろう?」
「クスッ・・・タッチャン・・・飲みすぎたかな?」
「良子・・・オレは酔ってなんかいないぞ・・・嘘は良くない・・・嘘は良くないぞ・・・俺たちは正直に付き合ってきた・・・そうだろう?」
「・・・はい」
「お前の気持ちは、手に取るように解るんだ」
「タッチャン・・・これ以上先生を困らせちゃ、可愛そうよ」
「先生・・・俺ね・・・今まで無茶苦茶やってきた・・・今、こうして会社で働いていることが不思議なくらいなんだ・・・離婚も2度した・・・でもね・・・良子の為にも、まともに生きようと決めたんだ。これからは良子の為に生きる」
「だったら・・・まともに生きろよ」
「うん・・・そうする・・・でもさ、先生が好きなんだよね・・・こんなの初めてだよ。先生に幸せになってもらいたいっていうか・・・どう言えば良いのかな・・・その為なら良子も貸すよ。良子だって、先生に抱かれたいって思っているだろう?」
「そんな事、言えるわけ無いじゃなない」
「ほら・・・先生・・・言ったと通りだろう・・・良子も、先生が好きなんだよ」
「ありがとう・・・と言っておこう」
「先生・・・」
「うん・・・」



