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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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蒼空の向こう

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 どの世界にも、カリスマと言う存在はあるようで、カメラ小僧の中には、月に100万円を稼ぐ、プロ顔負けのヤツもいるらしい。
勿論、違法である。だが、罪の意識など、微塵も無い。売った者勝ち、撮った者勝ちの世界があった。

 たまに、諸権利の侵害で裁判になっていると聞いた。しかし、アイドルはいつまで売れるか判らない。
 裁判の途中で解散という事も多く、裁判になりにくいようだった。そこに目を付けた金の亡者達が、わっと集って来るという仕組だ。

 アンテナショップの光景は、大人から見ればバカバカしいかもしれない。
だが、こども達にとっては何よりの宝物なのだろう。何十種類もある生写真が、飛ぶように売れていた。バラつきがある・・・いや・・・特定のものしか売れていない事に気づいた。

 僕は、あるアイデアが閃いた。末永がどう言うか・・・テナントショップを後にした。

「ただいま」

「先生、おかえり!・・・どうでした?ショップ」

「女の子がワンサカいたよ・・・生写真に群がってた」

「売れるの・・・決まっているんだよね」

「・・・みたいだね・・・ストックは沢山ある?」

「もう、山のようにありますよ・・・売れ残り」

「それさ・・・クジに出来ないかな?」

作品名:蒼空の向こう 作家名:つゆかわはじめ