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『ホテル・キングダム』従業員

Ｄ（４．蛙になった王子）
カジノのクラップス・ディーラー。腰痛もち。教会病院へ診察に行った際、女にちょっかいを掛けたため突き飛ばされ病院の前でＧの運転する車に撥ねられる。以前はリノの一流ホテルに勤務していたが、Ｏとイカサマを働いたのがバレそうになり逃走。無断欠勤がバレるためＧを訴えることも出来ず、腹いせに女のことを嗅ぎまわっていたＲに情報をリークする。現在Ｏを部屋に住まわせている。上司のＣを毛嫌いしている。


Ｃ（５．眠りの森の美女）
カジノのフロア・マネージャー。Ｌの運転手から才覚を買われて現在の地位に上り詰めた。ネームバリューに隠れ安穏としているＬの一族を軽蔑しており、彼らに代わって自分がホテルを率いることを夢見る野心家。勤務態度の悪いＤをクビにしたいと思っているが、人手不足のため現在は静観中。Ｇに女への見舞いを押し付けられ、何度か訪れるうちにホテルの宿泊客だったＮが女の誘いに乗ろうとしている現場に遭遇、病院に通報する。



Ｂが院長を務める教会病院の人々

Ｗ（９．おやゆび姫）
医師。暴行され記憶を失った女の手術、治療を行っている。現実主義者で、院長であるＢの敬虔さと、父親の後押しにより院長に就任したという事実を馬鹿にしている。教会関係者の増加と医療従事者の削減に頭を悩ませている。Ｂとの軋轢をフリーライターのＲに見抜かれ、取引を持ちかけられる。Ｖの担当医も勤める。


Ｎ（６．豆の上に寝たお姫さま）
観光客だったが、海水浴の最中大怪我を負った恋人を看護するため、毎日教会病院に通っている。下半身不随という事実を受け止めきれず、励ましつつも困惑を隠せない。煩悶と欲求不満に陥っていたところ、錯乱気味の女に誘惑され手を出しそうになったところを、見舞いに来ていたＣに発見される。『ホテル・キングダム』に宿泊しており、グラタンのエビが少ないと文句を言ったり、カジノでゴネたためＣの指示でつまみ出されているが、本人はそれを知らない。


Ｖ（７．美女と野獣）
薬物中毒患者。酩酊中に左腕を鍋の中に突っ込んでしまい肘から下を切断。薬物は抜けつつあるが、腕の治療が完了していないため教会病院に入院している。主治医は女と同じくＷ。同じ階にいる女に惹かれ、現在は熱心な崇拝者となっている。