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つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
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ハリーの憂鬱

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その日から、朝の散歩時と夜に、フリスビーの訓練と、ゴー&ストップの訓練を始めた。
僕は、チビ達には芸と呼べるものを教えた事が無い。
勿論、ゴー&ストップはジュニアとルイスも習得済みだが、女の子三匹には僕も甘く、何も教えていない。
「お手」すら、教えていなかった。

ハリーは、訓練も遊びと思っている様子だった。
何度も、何度も繰り返した。
食パンが本物の「ドッグ・フリスビー」に変わった。
青いフリスビーにした。
キャッチした時、痛くないように、ソフト素材で出来ている。
訓練をすることで、ハリーは自信を取り戻したのかもしれない。顔つきまで変わってきた。
ハリーの最初の印象は・・・「悪そう」・・だった。だが、訓練を重ね、覚え、褒められる事によって、自信に満ちた顔つきに変化していった。

ハリーは頭が良い。
しかし、その頭の良さが、困った事を引き起こした。
作品名:ハリーの憂鬱 作家名:つゆかわはじめ