小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
つゆかわはじめ
つゆかわはじめ
novelistID. 29805
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

ハリーの憂鬱

INDEX|23ページ/70ページ|

次のページ前のページ
 

「一匹は決まって里子に出ました」
「ラブちゃんでしょう?良かったですね〜うちも飼ってあげたいけど、チズがねぇ〜」
「チズちゃんの体調は良さそうですね」
「ええ・・・もう、手術を二回もしちゃって・・・チズも頑張ってくれたから・・・一応、一安心です」
(チズは癌の摘出手術を受けていた。因みにI様のご主人は耳鼻咽喉科の開業医)
「よかったですね・・・良かったな、チズ」
「ハウアゥ・・・ハウウアゥ」(チズの話し声です)
「じゃあ、ハイジちゃんは未だいるんですね?」
「ええ・・・います・・・よ」
「お友達が欲しがっているのですけど・・・」
「本当ですか!?」
「近所の方なんです。ただ、転勤の可能性もあるから、大きさが気になってるみたいで・・・何キロくらいですか?ハイジちゃん」
「14キロ前後でしょう・・・小柄な中型犬です」
「う〜〜ん・・・10キロ以下ならって言ってまいたものねぇ・・・」
「そうですか・・・無理しても、後が大変ですからね。判りました。でも、気に留めて頂いて、ありがとうございます」
「もう一度、話してみますね。もし、見てみたいとかなったら・・・会えます?」
「勿論です。でも、くれぐれも、ご無理なさらないようにお伝え下さい」
「はい。今夜、会うんです。その時に聞いてみますね。はじめさんの携帯番号を教えても構いませんか?」
「宜しくお願いします」
作品名:ハリーの憂鬱 作家名:つゆかわはじめ